【メリット4】望遠レンズを使えば、撮りたい被写体を大写しで切り取れる

 スマホのレンズは、基本的にズームができない単焦点タイプとなっている。また、風景をワイドに撮影したり、片手を伸ばして自撮りができるよう、28mm前後の広角レンズを採用するのが一般的だ。そのため、遠くの被写体を大きく写すことはできない。

 もちろん、ほとんどの機種で「デジタルズーム」と呼ばれる拡大機能は搭載している。ただし、これはあくまでも広角レンズで得られた広い画角のうち、一部分をデジタル処理で拡大しているにすぎない。もともと解像度が高くないスマホカメラの画像を無理に拡大しているので、細部がぼやけたような表現になり、鮮明さには欠ける。

 それに対し、デジタル一眼の交換レンズは多くの望遠レンズをラインアップしており、遠くの被写体も大きく鮮明に写せる。入門者向けのデジタル一眼は、普段使いに便利な標準ズームレンズに加えて望遠ズームレンズが付いてくる「ダブルズームキット」が用意され、比較的手ごろな価格で入手できるのが注目だ。迫力のある写真を撮るならば、デジタル一眼が断然優れる。

ニコン「D5500」のダブルズームキットには、標準ズームレンズに加えて望遠ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」が付属する。35mm判換算では450mm相当の超望遠撮影ができる。実売価格は11万円前後で、レンズを単体で買い足していくよりは安上がりで済む
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▼スマートフォンで撮影
スマホで撮影した写真。28mm前後の単焦点レンズを採用するスマホのカメラでは、運動会や動物園など写したいものに近づいて撮れないシーンでは、どうしても迫力のある写真になりにくい
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▼デジタル一眼レフで撮影
フルサイズのデジタル一眼レフに70-200mm/F2.8の望遠ズームレンズを装着して撮影。遠くにいる馬が大きく写せ、迫力が増すとともに主題を明確に表現できた。この作例では高性能タイプのズームレンズを利用したが、キットモデルに付属するズームレンズでも同様の効果が得られる
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