「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」は、手のひらサイズの格安コンピューターとして世界中で人気です。ラズベリーパイの特徴である入出力端子を利用して、LEDやスイッチなどを使った電子工作を手軽に楽しめます。2回に分けて、ラズベリーパイの準備と初歩的な電子工作、プログラミングの仕方を解説します。週末のちょっとした時間に、カンタン電子工作を始めましょう。

 手のひらに乗る大きさなのに、パソコンとして使える「Raspberry Pi」(以下ラズベリーパイ)が世界中で人気となっています。各部品がむき出しになっている小さなボードはパソコンには見えませんが、ボードに液晶ディスプレイやキーボード、マウスなどを接続すれば、普通のパソコンと同じようにWebサイトを閲覧したりメールを送信したりといった使い方ができます。価格が5000~6000円と非常に安価なのも特徴です。

手のひらに乗るパソコン「ラズベリーパイ」。基板のサイズは86×56ミリと非常に小さいが、USB端子やHDMI端子などを備える
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 ラズベリーパイは安価で小さなコンピューターというだけでなく、電子工作にも活用できるところが、普通のパソコンと違って面白いところ。ラズベリーパイの基板上にあるピン状の入出力端子にLEDやスイッチ、モーターなどの電子部品を接続すると、プログラムを使って制御できます。これを応用すれば、自走する車やロボット、室内の状態を監視する装置など、さまざまな応用が可能です。

ラズベリーパイを使って自動制御できるキャタピラーカー。前方に付いているカメラで走行風景の撮影も可能
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 電子工作と聞くと、はんだ付けが必要な昔の電子工作を思い起こして、難しいと感じるかもしれません。しかし、ラズベリーパイを使った電子工作は、はんだ付けは必要ありませんし、ラズベリーパイ上の端子につなぐだけなので手軽にできます。制御するプログラムも、ブロック形状の命令を画面上でつなぎ合わせて作る「Scratch」(以下スクラッチ)を使うことで簡単に作成できます。


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知識ゼロでも心配なし! 初めてのラズベリーパイ

「初めてのラズベリーパイ」はタブレット端末やパソコンで読める電子書籍です。ラズベリーパイ本体の購入とOSのインストールに始まり、スクラッチを使ったプログラミングや簡単な電子工作の楽しみ方まで紹介します。カメラモジュールを使ったタイムラプス(インターバル撮影)の作成にも挑戦。初めてラズベリーパイや電子部品に触れる人でも、基礎から学べます。価格は1000円(税込み)。日経BPストア、Amazonほか主要電子書籍サイトで好評発売中です。
※本書は従来モデル「Raspberry PiモデルB」「同B+」を基に解説していますが、導入方法や電子工作の手順は、最新モデルとほとんど同じです。



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