ブラウザ「Firefox」のMozillaが作る、iOSやアンドロイドとは異なる第3のスマホOS「Firefox OS」。これを搭載したKDDIの先進的スマホ「Fx0」を、携帯電話マニアの島徹氏が自腹で買って使い込んだ。
 この新OSの将来性は、実は「ガラケー」と呼ばれるフィーチャーフォンや「ポストスマホ端末」にあったのだ……。

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金色のスマホが宅配便で届いた

 今年の正月、宅配便で金色のスマホとSIMカードが届いた。何かといえば、KDDI(au)が提供する「Firefox OS」搭載スマートフォン「Fx0」だ。

auのLG製Firefox OS搭載スマートフォン「Fx0」とパッケージ
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 まずFirefox OSが何かというと、iOSやアンドロイドOSとも異なる「第3のOS」とも呼ばれることのあるスマホ向けOSだ。その名の通り、PC向けブラウザー「Firefox」と同じMozillaが中心となってオープンソースで開発が続けられている。

 2014年ごろから新興国向けの低価格スマホで採用が増えつつあり、日本でもKDDIが昨年12月にハイエンド端末として「Fx0」を発売したわけだ。だが、なぜ私は宅配便でこのスマホを購入したのかというと、この端末特有の事情がある。

 Fx0の製品発表会でKDDIの田中孝司社長はこの端末を「ギーク向け」と発言したように、「Fx0」の購入対象はWebやIT関連の技術者、携帯電話マニアなどだ。なぜかといえば、スマホ市場で9割以上のシェアを持つアンドロイドスマホやiPhoneと比べて、利用できるアプリやサービスがまだ少ない点が影響している。Fx0は広告キャッチコピー「さぁ、何つくる?」の通り、これからFirefox OS向けのアプリやサービスを作るための開発機という性格の端末なのだ。

製品発表会は昨年のクリスマスイブの夜に開催。有志のデベロッパーが、ハッカソン形式でFx0を利用して開発したデバイスを披露する、理工学系学生の発表会やMake Fair Tokyoなどのメイカーやデザイナーイベントにいった雰囲気で開催された
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 そういう背景もあり、12月末の発売時はauオンラインショップと全国4店舗の直営店のみという、ある程度ネットでの情報収集をできる人でないと購入できない体制が取られた。私の場合は、直営店に行くスケジュールがとれず、オンラインショップからの宅配便を待つことになったというわけだ。現在ではauショップや量販店の取り扱いも始まったが、ほかのスマホと違って取り寄せになることがある。

 価格は通信量2GBの専用プラン「LTEフラット cp(f・2GB)」を選択でき、新規契約やMNPなら4108円/月で契約可能だ。端末は一括4万9680円で、毎月割による24カ月間855円の割引により2年契約での実質価格は2万9180円となる。最小限の通信量で維持するための低価格なプランが用意されているのもこの端末ならではだ。