先日開催されたカメラ機器の展示会「CP+」で指折りの人気を集めていたのが、オリンパスイメージングのミラーレス一眼「OLYMPUS OM-D E-M5 II」だ。本体デザインを一新し、操作性や装備を改良したのが目を引くが、写真と動画のクオリティーを飛躍的に向上させたのが写真ファンに注目されている。

オリンパスイメージングが2月20日に発売する高性能ミラーレス一眼「OLYMPUS OM-D E-M5 II」。実勢価格は、ボディー単体モデルが11万円前後、12-50mm EZレンズキットが13万円前後、14-150mm II レンズキットが15万8000円前後。なかでも、レンズが防滴タイプになった14-150mm II レンズキットの注目度が高い
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 写真の高画質化で注目を集めているのが「40Mハイレゾショット」だ。撮像素子を細かく動かすボディー内手ぶれ補正機構を利用し、撮像素子をわずかに動かしながら8枚の画像を高速連写してカメラ内で合成することで、40メガ(約4000万画素)相当の高解像写真が生成できる。E-M5 IIの撮像素子は有効1605万画素なので、この工夫で撮像素子の実画素数の2倍を超える精細な写真が得られるわけだ。

 果たして画質や使い勝手は実用的なのか、2月20日の発売を前にいち早く実力を試してみた。

撮影に三脚は必須、絞りやISO感度も設定範囲が限られる

 40Mハイレゾショットだが、以下のような特徴や注意点がある。

・8枚の写真を連続撮影してカメラ内で合成、40MのJPEGファイル(7296×5472ドット)を出力
・RAWモードの場合、64MのRAWファイル(9272×6930ドット)を生成(PCでのみ現像可能)
・撮影の際は三脚が必須
・撮影中に被写体が動いた場合、ぶれて記録される
・ボディー内手ぶれ補正機構は利用できない
・絞りは開放からF8まで
・シャッター速度は1/8000秒~8秒まで
・ISO感度はISO LOW~ISO1600まで

 以上のようなポイントをあらかじめ頭に入れておく必要はあるものの、撮影自体に難しい部分はない。撮影メニュー2を呼び出して「ハイレゾショット」を有効にし、あとは通常通り撮影するだけだ。撮影の際、セルフタイマー機能は使えないので、できるだけ静かにシャッターボタンを押す必要がある。撮影後の画像合成は3~4秒ほどで終了する(スローシャッターの場合は処理時間が長くなる)。