iPhone 6の充電時間はUSB端子によって異なるが……

 充電に使うUSB端子とケーブルによって、充電時間がどれだけ違うか気になるところだろう。そこで、実際に充電時間を調べた。

 まず、出力側のUSB端子によってiPhone 6の充電時間がどのように変わるかを測定したのが下のグラフだ。「iPhoneに付属する充電アダプターのUSB端子」「2.4A出力に対応したモバイルバッテリーのUSB端子」「パソコンのUSB端子」を使い、バッテリー残量が20%のiPhone 6を100%まで充電したときにかかった時間を測定している。ケーブルはiPhoneに付属するLightningケーブルを使った。

USB端子の種類によるiPhone 6充電時間の違い
USB端子によってiPhone 6の充電時間が最大40分も異なった。充電時のバッテリー残量の変化は、iPhoneのバッテリーを監視できるアプリ「NKBattery」を利用し、ログを取得している

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 この条件で最も充電が速かったのは、2.4A出力に対応したモバイルバッテリーのUSB端子だ。充電電流は1〜1.4AでほかのUSB端子より多く、1時間53分で充電が完了した。

 次に充電が速かったのはiPhoneに付属する充電アダプター。iPhoneに付属するアダプターは最大出力が1Aで、充電時にそれ以上の電流が流れていない。

 パソコンのUSB端子は最も充電時間が長い。充電時の電流が0.5〜0.8A程度と低く、充電に2時間30分も要した。

実はスリープ状態だと、充電時間は変わらない!

 ちなみに上記の充電テストは、使いながら充電している場面を想定し、画面を表示したまま充電した。だが実は、画面を消灯しスリープの状態で充電すると、2.4A出力に対応したモバイルバッテリーのUSB端子でも、充電電流が0.9〜1A程度となり、iPhoneに付属する充電アダプターのUSB端子と充電時間の差がほとんどなくなる。つまり、iPhoneで大出力できるUSB端子をつないだときに、その効果が表れるのは、使いながら充電しているときに限られるのだ。

 なおパソコンのUSB端子の場合も、スリープ状態と画面を点灯したときの充電電流は、0.5〜0.8Aでほぼ同じだ。

iPhoneに付属する充電アダプターの最大出力電流は1Aなので、1A以上は出力できない。充電中の電流を測定器で調べたところ、ちょうど1Aを示していた
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パソコンのUSB端子の充電電流は、パソコンにUSB機器として認識しているときは0.5A程度となる
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