2008年ごろに柔軟剤から始まった”香りブーム“は衰えず、柔軟剤や芳香消臭剤の香りの種類は増え続けるばかり(関連記事:“香り系柔軟剤”ブーム過熱! 自分でブレンドする時代に!?)。そんななか、芳香消臭剤で新たなトレンドとして台頭しそうなのが、「プレミアム商品」だ。この分野で大きなシェアを持つ小林製薬が、「Sawaday(サワデー)」ブランドからワンランク上のプレミアムラインを発売する。

 ひとつはスティックタイプ「Sawaday 香るStick」シリーズのプレミアムライン「ノアール・ブラン(NOIR・BLANC)」。2015年3月12日発売で、高級感のあるガラス製の容器と、ハイブランドの高級フレグランスを意識した香りを採用した製品だという。同社の芳香剤が300円前後で売られているのに対し、同商品の予想実売価格は550円程度とワンランク上だ。

 もうひとつは2015年3月26日発売の「Sawaday ボタニカル(Botanical)」で、自然の草花を使用しているのが今までの芳香剤にない特徴。香料成分を揮散させる素材にも、同社の指定農園で作ったドライフラワーを使用している。こちらは700円前後と、さらに高めの価格を想定している。

 しかし、小林製薬といえば、「のどぬ~る」「コリホグス」「消臭元」「トイレその後に」など、効能がダイレクトに伝わるユニークなネーミングが特徴のはず。なぜ今回、芳香剤で“らしくない”プレミアム製品を相次いで発売するのだろうか。その狙いを探った。

「Sawaday 香るStick ノアール・ブラン」(本体70mL、予想実売価格550円)。2品で4億円が初年度の売り上げ目標
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天然のドライフラワーをアレンジした「Sawaday Botanical(サワデーボタニカル)」 (本体53m、予想実売価格700円)。「Pink Natural Blossom」「The Fresh Forest」「Relaxing Blue」「Yellow Garden」の4種類で8億円を初年度の売り上げ目標に掲げている
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