安静より運動やストレッチ

 安静にすることは必ずしも有効な治療法ではないことは前ページで説明した。白土教授によると、「発症から72時間未満でもベッドで安静にしているよりは、できる範囲で普段と同じように活動をしたほうが、回復が速い」とのこと。

 「病院で治療して改善したと思ってもまた痛くなることがあります。腰痛は繰り返すことが多く、慢性化することも非常に多いのです。特に起床後すぐに痛くなったり、同じ姿勢を続けて痛くなるなど、3カ月以上続く慢性腰痛は、ストレッチで改善する可能性が高いのです」と話すのは、日本赤十字社医療センター、脊椎整形外科部長、脊椎センター長を務める久野木順一氏だ。

腰痛治療の新たなポイント

●原因が特定できるのは15%、85%は原因が特定できない非特異的腰痛
●発症と慢性化のひとつの要因は“ストレス”
●安静は必要ない
●3カ月以上続く慢性腰痛はストレッチなどの運動が効果的
●レントゲン検査は不要なこともある