スマホの浸透などで「デジカメが売れない」といった報道が目についた2014年だが、デジタル一眼レフや高級コンパクトなどの高画質モデルを中心に魅力的な機種が多数お目見えし、写真ファンに高く評価された機種は少なくなかった。そこで、各社の新製品を試用&購入する機会の多いカメラマンに、2014年でもっとも高い評価を与えた3台を厳選してもらった。今回は、落合憲弘カメラマンと三井公一カメラマンの2名のベストチョイスを紹介しよう。

【落合カメラマン:第1位】ニコン「D750」

 まずは昨年の記事をご覧いただきましょう。1位に推しているのはニコン「Df」だったのだけど、シメに近いところでこんなことを書いていますね。

 というワケで、この先、万が一金田一「D610のボディーにD4のセンサーを搭載したD770(仮称)」なるものが登場するとなると、ちょっと悔しいかも。いや、躊躇することなく買い換えちゃいそうだ。

 今年の1位はニコン「D750」である。理由は簡単。久々に諸手を挙げて欲しくなった一眼レフであり、実際に購入に踏み切ったモデルだからだ。型番はちょっとサービスして(?)「+20」にしちゃってたケド、そしてセンサーはD4系じゃなかったけれど、私にいわせりゃ「望んでいたモノが出た」にも等しいニコン「D750」のデビューだったというワケであります。そりゃもう躊躇することなく買ってますよ。Dfだって惜しげもなく下取りに出しちまったい(うわっ!)。

ニコンのフルサイズデジタル一眼レフ「D750」。チルト式液晶を搭載したのがポイントだ。ボディー単体モデルの実勢価格は21万円前後で推移する
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 気に入って使っていたD600との比較で、AE&AFと高感度画質が明らかによくなっていることが決め手になった。いずれの要素においても、ハッキリいって比べものにならないほどの性能向上があると私は判断している。良好な高感度画質が欲しいがゆえに「D4センサー」を求めていた我が身にも、2400万画素という解像度を併せての判断を前提とするならば、D750の高感度画質は十分、納得できるレベルに達している(D4センサーに見劣りしない結果を導く実力を有している)ものであったということだ。

 D750を当面、一眼レフのメイン機として使うことを決め2台目も購入。その際、D600ともあっさりバイバイしてしまった冷酷非情な私…。思い通りの写真を撮るためにはそうするのがベストであるとの判断だったワケであり実際、仕事でもプライベートでも明らかなる好結果を残すことになってはいるのだけど、フトコロには北風ピープーな2014年の師走なのでありました。

良好な高感度画質を盾に、開放F値の暗い便利ズームの使用にもまったく躊躇させないところがいい。結果、思い通りの写真が撮れる機会が劇的に増えてくれるのだ(AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR使用、ISOオート(ISO6400)、1/1250秒、F5.6、-1.7補正)
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