新幹線の車内で、何度も床に落下……

 Surface Pro 3がノートパソコンの代わりにならないと決定的に感じたのは、新幹線の車内だ。東北新幹線の車内でSurface Pro 3を机に置き、ちょっとした文章を打とうとしたところ、机が小さすぎてSurface Pro 3を置けなかった。液晶の角度を立ててなんとか机に置いて文字を入力していたところ、走行中の揺れでSurface Pro 3が机から何度か床に落ちた。ノートパソコンなら、このようなことはない。

新幹線の机などスペースがない机の上では、Surface Pro 3をノートパソコンのように使えなかった。この姿勢で使っていたら、何度か机の上からSurface Pro 3が落下した
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机の上に広いスペースがあれば、Surface Pro 3をノートパソコンと同じように活用できる
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 まだまだ困ったことはある。ノートパソコンでは当たり前のように付いているSDカードスロットが、Surface Pro 3にはないのだ。代わりにmicroSDカードスロットはあるものの、これではデジタルカメラで撮影した写真などを読み出せない。USB端子にデジタルカメラを直接つなぐ、カードリーダーを持ち歩く、撮影するときにmicroSDカードを使うなど工夫次第でなんとかなりそうだが、やはり不便だ。

 USB端子が1個しかないのも使いづらい。電源アダプターに充電用のUSB端子が付いているので、スマートフォンなどを充電するには困らないものの、USBハードディスクの中身をUSBメモリーに書き込むといったことなどがしにくい。せめてUSB端子が2個あればもう少し使い勝手が広がるのに残念だ。この点でもSurface Pro 3をパソコンの代わりとして使うのは難しいだろう。

電源アダプターのUSB端子は充電専用だ。1Aまで給電できるので、スマートフォンやタブレットを充電できる
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USB端子は1個のみ。3.0に対応するものの、複数のUSB機器を使うにはUSBハブが必要だ
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 Surface 3 Proは、ノートパソコンとして考えると性能は十分だが、使い勝手が悪い。ノートパソコンを完全に置き換えることは難しいと感じた。

 だが、ノートパソコンでは大げさ、タブレットでは力不足といった状況では活躍できる素晴らしい端末だ。例えば、旅行など荷物を減らしたい場面では大活躍できる。

 結局、ノートパソコンとタブレットを置き換えるためにSurface Pro 3を買ったつもりが、ノートパソコンとタブレットの間の用途を埋めるためにSurface Pro 3を持ち歩く状況となり、カバンの中身が余計に増えてしまった。

 後日公開する記事では、Surface Pro 3のカスタマイズ方法を紹介する。

(文/田代 祥吾=フリーランスライター)