Macの最大の長所であるOS Xを完全消去して、MacBook Proを純粋なWindowsノートパソコンとして使う方法をレポートする。前編記事ではOS Xを削除した理由や、MacにWindowsのみをインストールするときの苦難を解説する。

 Windowsパソコンとしての環境構築術を記した後編記事はこちら→Win 8なのに「Macの起動音」が消せない Macを100%Windowsパソコンにして使う(後編)

筆者のMacBook Pro Retinaディスプレイモデル。購入直後、SSDをフォーマットしてOS Xを消し、Windows 8をインストールした
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 今のMacは、もともと入っているOS Xを捨てて、Windowsのみを動かすこともできる。筆者はこの春、「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」の13インチを購入した後、OS Xをろくに起動せずにきれいさっぱり消し去り、Windows 8をインストールした。Windows環境で仕事してる自分にとっては、OS Xはまったく不要だったからだ。

 MacにWindowsをインストールできるアップル純正の「Boot Camp」機能を使えばOS XとWindowsを共存することもできる。だが、OS Xが占有するディスク容量は約20GB程度(インストール直後)もある。使わないOSにSSDの空き容量を少しでも取られてしまうのが気に入らなかったからだ。

 ただ、Macを純粋なWindowsパソコンとして使うというイレギュラーな行動ゆえか、OSをインストールしてから使いこなすまでに数々のトラブルに直面した。

今どきのMacはコストパフォーマンスが高い。11acも魅力

 「Windows環境が欲しければ、Macを買わずWindowsパソコンを買えば良いじゃないか?」と叱咤を受けそうだが、わざわざMacを買ったのには理由がある。

 まず、Macのデザインが素敵だ。Windowsパソコンには無い格好良さがある。Windowsパソコンのほとんどが、液晶画面の裏側に「ここは俺の場所だ」と言わんばかりに銀メッキ加工された巨大ロゴが鎮座している。それがどうも好きになれない。せっかくデザインが格好が良くても、光り輝くロゴのせいで全てが台無しとなっているパソコンが多い。

 その点、Macはリンゴのロゴが鎮座しているだけ。リンゴのロゴは少しだけ自己主張が強いものの、光り輝くメーカーロゴよりは断然良い。また、最近のMacBookシリーズにみられる金属肌むき出しの筐体も素敵だ。デザインだけでなく剛性感があり、肌に触れた時の感触も良い。

 Macはコストパフォーマンスが高いのも魅力だ。私が購入したMacBook Pro Retinaディスプレイモデルの13型モデルは、2コアのCore i5、8GBのメモリー、256GBのSSD、2560×1600ドットの高解像度液晶画面などを搭載した若干ハイスペックな仕様だが、15万円以下で購入できる。Windowsパソコンで同等スペックのパソコンを買おうとすると、20~25万円程度になってしまうことを考えると安い。MacにWindowsやマイクロソフトオフィスを別途用意すると少々割高になってしまうものの、それでもWindowsパソコンよりはお買い得と感じる。

 MacBook Pro Retinaディスプレイモデルは、最新のWi-Fi規格「802.11ac」に対応している点も見逃せない。現在、802.11acに対応するパソコンは多いものの、そのほとんどが無線アンテナを2本しか搭載せず最大速度(規格上)は867Mbpsと低い。一方、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルは、無線アンテナを3本も搭載しており、最高速度1300Mbpsで無線通信できる。Gigabit Ethernetの速度(規格上1000Mbps)とほとんど変わらない。

Macbook Proは他のWindowsパソコンにはない高いスペックが魅力だ
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■編集部より
「Boot Camp」機能を使わないWindowsインストールを試す際は自己責任でお願いいたします。