プリンスホテルが最高級“貸別荘”を開業

 注目が集まる軽井沢を代表する宿泊施設といえば、軽井沢駅至近に52万平方メートル(東京ドーム12個分)という広大な敷地にホテルやコテージが点在する「軽井沢プリンスホテル」、前述したようにクラシックホテルとして名高い「万平ホテル」、そして、革新的な設備やサービスで、温泉旅館の常識を覆した「星のや 軽井沢」だろう。現地を訪れ、それぞれの特徴や実力をチェックした。

 まず紹介したいのが、7月8日に開業する「ザ・プリンス ヴィラ 軽井沢」だ。

 「ザ・プリンス」は数あるプリンスホテルの中でも最上位に位置づけられるフラッグシップブランド。しかし今回オープンする施設には「ヴィラ」という今までにないネーミングが付与されている。その名の通り、設備は貸別荘だが、「ザ・プリンス」のような高級ホテル並みのサービスを提供する、今までにない宿泊施設だ。まだオープン前だが、今回は完成したばかりの建物に特別に入ることが許可された。

 ヴィラは全部で20棟。林の中に点在している。今回はホテルから電動カートで向かったが、正式オープン後はヴィラ宿泊者専用の「センターハウス」までマイカーで向かい、そこでチェックイン。その後、電動カートで送迎するようになるという。この「センターハウス」が、ホテル並みのサービスを提供する肝となるのだが、説明は後に回す。

ゴルフ場で使われる電動カートがベースだが、風雨を防げるように改良されている。「ザ・プリンス ヴィラ」用は専用カラーリングになる予定(写真のカートは現行のもの)
[画像のクリックで拡大表示]

 今回中に入ることができた建物は、5棟建設された「メゾネット スパ(二階建てタイプ温泉付き)」。延べ床面積は129.5平方メートルで、最大8人まで泊まることができる、最も高級なタイプだ。この他、ほぼ同じ間取りで温泉がない「メゾネット(二階建てタイプ)」が5棟、平屋建てで6名まで宿泊できる「テラス(平屋建てタイプ)」が10棟用意される。

 軽井沢プリンスホテルには以前から「コテージ」が約400棟もある。現地へ行くまでは、コテージとヴィラの違いがいまひとつ分からなかったのだが、現物を見て「これは全くの別物だ」と感じた。大きさや質感が全く違うのだ。

 コテージは正に「小屋」といった雰囲気。一方、ヴィラは立派な一軒家で、正に別荘の雰囲気だ。軽井沢は日本有数の別荘地でもあるが、その雰囲気を味わうことができる。

「コテージ」は平屋建てで簡素。泊まるためだけの建物だ
[画像のクリックで拡大表示]
「ヴィラ」は別荘と言うのがふさわしい一軒家。電動カートが玄関前まで入れるようになる
[画像のクリックで拡大表示]