1万6000円。重さは1080g、カラーはブラックのみ。耐荷重はメーカー未計測
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 ゴールドウイン(東京都渋谷区)は2014年5月14日、ザ・ノース・フェイスブランドからビジネス向けバッグパックの新製品「BITE25(バイト25)」を発売した。このバイト25の特徴は、MacBook、iPhone、iPadやその周辺機器などをすっきり収納して持ち運べる“アップル社製品対応のバックパック”として企画され、その収納に最適化していることにある。アップルオンラインストア、ゴールドウインウェブストア、および一部のザ・ノース・フェイス直営店で発売中だ。

初代アップル対応バックパックは想定の5倍売れた

 PC、タブレット用ポケットには他社製品も収納可能だが、外付けのiPhone収納用ポケットはほぼiPhoneサイズに設計されているので、他社スマホには向いていない。なぜここまでアップル社の製品を収納することにこだわったのか。

 「アップル社の製品の『シンプルかつ機能的』という哲学が、ザ・ノース・フェイスのものづくりに対する考え方と一致していることと、個人的にアップル社のデザインが好きだから」と語るのは企画・開発を担当したゴールドウイン 事業統轄本部 ザ・ノース・フェイス事業部 ハードグッズグループの狩野茂氏。

 バイト25には前身になった“アップル専用モデル”がある。2010年の秋冬、2011年春夏、秋冬と3シーズンにわたり販売された「バイト20」だ。TPEファブリックラミネートというポリエステル素材を使用したもので、商品名が示すように容量は20L。今回のバイト25よりやや小さめだ。バイト20はザ・ノース・フェイスとして初めてのアップル社製品収納向けで、アップルストアやアップルオンラインストア、ザ・ノース・フェイスの一部直営店で限定販売され、想定の約5倍という売れ行きを記録した。

 「バイト20は、特にアップルストアでの反響が大きかった。普段アウトドアをしない、ザ・ノース・フェイスを知らなかった層にも、ブランド名が浸透した」(狩野氏)

 この成功を受け、ザ・ノース・フェイスは長方形、ナイロン素材の「SHUTTLE(シャトル)シリーズ」を開発。こちらはアップル社製品用というわけではなく、各社の電子機器(PDAやタブレット、ラップトップ、電源コードなど)を安全に収納できるシリーズで、デイパックやブリーフケースなどをラインアップしている。2012年春夏シーズンの販売開始以来、ビジネス向けの定番商品として、現在も売れ行きは良いそうだ。

 「東日本大震災とスマートフォンの普及の影響があり、2011年春以降、ビジネスシーンでも両手が自由になるバックパックの需要が高まった。ザ・ノース・フェイスでは、2011年春夏のバックパックの売り上げが、前シーズン(2010年秋冬)の約20%増。アウトドアになじみがない人でも『スーツにバックパックを背負って出社する』ことがより一般的になってきている」(狩野氏)

 狩野氏はバイト20の生産が終了し、ビジネス向けバックパックがシャトルシリーズに移行したあとも、アップル社製品を対象とした「新しいバイトを作りたいと企画を温めていた」という。今回のバイト25は、満を持しての2代目ということになる。

ゴールドウイン 事業統轄本部 ザ・ノース・フェイス事業部 ハードグッズグループの狩野茂氏。「仕事での出張が多いので、出張で使えるバッグをイメージして作った」
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