2014年3月下旬、筆者は使ってきたiPhone 4Sの回線契約をどうするかで大いに悩むことになった。次の2年もソフトバンクモバイルとの契約を続けるかどうかである。このまま放っておくと4月末には自動的に契約が更新され、次の2年を待たずに解約しようとすると1万円弱の違約金が発生する。これがおなじみの、“2年縛り”というヤツである。

 継続すべきか、それとも一旦契約を解除し、このタイミングで2年縛りから逃れるか……それが問題だった。理由は2つ。3月後半と言えば、2013年来NTTドコモのiPhone販売以降に繰り広げられてきたキャリア3社の他社顧客獲得合戦には完全に出遅れたタイミングなのでiPhone 5c/5sに変更するにはそれなりのお金がかかることが予想された。つまり、キャッシュバックを違約金に当てて、端末代の新規ゼロ円を狙う作戦は、遅きに失した。もう一つは、より大きな液晶を備えた「iPhone 6」の噂が聞こえてきていること。

 どうせならiPhone 6で新しい契約に移行したいと思うけれど、再契約してしまうと、違約金が発生しないのは、また2年先のことになる。もちろん、もしかすると2年縛りという慣習がなくなってしまうかもしれないけれど……。

 とはいえ、ケータイもしくはスマホは必要である。ではどうするか。これがかなり難しかった。一括ゼロ円、実質ゼロ円の“何か”に乗り換えるとしても、たいていの場合には、何らかの“縛り”があるからだ。“縛り”と“キャッシュバック”の話を書いていると、本題に入れないので、先へ進む。

 何とかiPhone 4Sを使い続ける方法はないものかと考えた。で思いついたのが、解約にペナルティがない月度課金のSIMを利用すること。ところが今度は、ソフトバンクモバイルのiPhone 4Sは通常、ソフトバンクモバイルのSIMしか使えないという。いわゆる「SIMロック」の壁が立ちはだかる。

使い慣れた「iPhone 4S」。これを安く、使い続ける方法を探した
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 しかし、調べてみると“ゲタ”と呼ばれている「SIMロック解除アダプター」をSIMに重ねた状態で端末に装着することで、他社の回線でも利用できる、つまりSIMフリーになるケースがあるという。全ては自己責任ということだが……。さて、どうしようか。

 さらに調べてみると、このアダプターは確実にSIMロックを解除してくれるとは限らないらしい。そのうえ端末に抜き差しする時に、ヘタをするとSIMを壊してしまうこともあるという。抜けなくなるという書き込みもネットで見つけて、不安はつのる一方なのだが、座していては前進できない。

 「ダメなら、秋葉原で中古のケータイかスマホを買ってくればいいや」と無理矢理軽く考えることにして、挑戦してみることにした。結果を先に書いておくと、私の場合にはうまくいったのである。この記事を読んだ方が同じようにトライして成功するかどうかは、申し訳ないけれど保証の限りではありませんので、念のため。

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このページの記事中、最後のパラグラフに「保障」とあったのは誤りで、正しくは「保証」です。訂正しました。