「チョイモビ ヨコハマ」は横浜市と日産自動車株式会社様が共同で進めている実証実験の1つで、超小型モビリティを活用した大規模カーシェアリングだ。タクシーより安く、レンタカーよりも気軽なカーシェアリングであり、そのポイントは「ワンウェイ型」であるということ。このチョイモビについて、乗り心地はもちろんのこと、システムや可能性をレポートする。

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カーシェアリングで超小型モビリティの可能性を探る

 2013年10月11日から横浜市で始まった「チョイモビ ヨコハマ」(以下、チョイモビ)が人気を集めている。これは超小型モビリティ(1~2人乗りの小型電気自動車)を使ったカーシェアリングシステム。カーシェアリングは、言わば会員制の簡便なレンタカーのようなものだから、思い立ったとき、いつでも使えるのが特徴だ。それをさらに気軽に乗れる超小型モビリティで実現したのだ。

 超小型モビリティによるワンウェイ型のカーシェアリングは日本初のもの。国土交通省のバックアップのもと、横浜市と日産自動車が共同で取り組む実証実験でもある。

 2012年8月に、国土交通省の発表した「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」についてのレポート(「超小型モビリティ」は新たな街づくりのキーになるのか?)を掲載したが、その際、超小型モビリティを生かすには、街や行政が本気で導入することが必要だと述べた。専用レーンや一般車両の制限が必要になるだろう、と。しかしそのために必要なコストや整備にかかる時間は莫大だ。

 チョイモビには優先的に使える専用レーンが用意されているわけでなく、混合交通のなかで利用者が運転しなければならない。つまりカーシェアリングという手法を使い、現在の環境のなかで、できるだけコストをかけずに、超小型モビリティの活用方法や可能性を探ろうとしていると言えるだろう。

 そのキーになるのが「ワンウェイ」だ。簡単にいえば乗り捨て。好きなところから乗り、好きなところで返せる。レンタカーでも乗り捨てが可能な場合はあるが、チョイモビはワンウェイを前提にカーシェアリングのシステムを作っている。以下、チョイモビのシステムを見てみよう。

日産グローバル本社ギャラリー。広々としたスペースに、各モデルが展示されている
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チョイモビのウインドーを通して見るヨコハマの風景はなかなか新鮮。より親しみやすく見えるから不思議だ
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