電子楽器メーカーとして知られるコルグ(東京都稲城市)が、米littleBits社のモジュール式電子工作キット「littleBits」の販売を開始する。3種類のキット以外に、コルグとlittleBits社が共同開発したシンセサイザーが作れる「Synth Kit」も販売する。

誰でも電子工作が楽しめる「littleBits」

 littleBitsは、「Bitsモジュール」と呼ばれる電子機器ユニット約40種類を自由に組み合わせて電子工作ができるというもの。モジュール同士はマグネットで簡単に接続でき、ハンダ付けの手間やプログラミングの知識などは不要で、電子工作を直感的に楽しめるのが特徴という。

 Bitsモジュールには、電源を供給するパワー・モジュール、ボタンやスイッチ、センサーなどからの入力を行うインプット・モジュール、接続や分岐の配線をするワイヤー・モジュール、LEDやサーボモーター、ファンなどを動作させるアウトプットモジュールの4タイプある。いずれのモジュールも回路の内容は公開されている。

 アイデア次第で様々な電子工作が楽しめる。例えば、音に反応するセンサーモジュールとモーターを組み合わせて、手をたたくとそれに反応して動き出すといった電子工作が楽しめる。

 今回コルグが取り扱いを開始するのは、10個のBitsモジュールが入った「Base Kit」、14個のBitsモジュールが入った「Premium Kit」、18個のBitsモジュールが入った「Deluxe Kit」の3種類と、コルグとlittleBitsが共同で企画した発振器やシーケンサーなどのBitsモジュールが12個入った「Synth Kit」の4製品。各キットには、作例や工作手順を紹介するブックレットが付属する。

 いずれも12月中旬よりコルグのオンラインショップなどを通じて販売する予定。オープン価格で、コルグオンラインショップでの価格はBase Kitが1万1000円、Premium Kitが1万6000円、Deluxe Kitが2万1000円、「Synth Kit」が1万6000円。各モジュールの個別販売は今のところ予定になく、キット単位での販売のみ予定されている。

パワー・モジュールは青色、インプット・モジュールはピンクといったように色分けされているので、どんなタイプのモジュールかひとめで把握できる
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Bitsモジュールは手のひらサイズ。モジュール同士をマグネットで連結して電子工作を楽しむというもの
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取り扱いを開始するのは3種類のキットと、コルグとのコラボによるシンセサイザーキット「Synth Kit」の合計4種類
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littleBitsの製品開発に携わっているポール・ロスマン氏が、発表会でプレゼンテーションやデモを行った。littleBitsは子供が電子工作に親しむための教材としても優れており、ほかにも様々な企業とのコラボレーションを考えているという
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