観光誘致→地域経済の活性化→雇用の創出へ

日本全国を旅する面白さを学ぼう。「タビカレ」プロジェクトは2013年末まで開講中
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日本の旅の魅力を全力で応援。「タビカレ・ガールズ」
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東京・丸の内にて期間限定で開催されていた「タビカレ・カフェ」。タビカレ参加の78地域が情報発信に努めた
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 観光庁の「タビカレ」プロジェクトは、現時点では2013年末で終了予定だという。

 年明け2014年の2月には、今回のプロジェクトの総括となる「タビカレ学園祭」を開催。タビカレ・プロジェクトに参加した全78ツアーの成果を発表する場を設ける。

 また現在、サイト内では「世界に通用するおみやげ」プロジェクトも進行中。世界に通用する日本みやげを全国から募集。約750の応募のうち既に10品が選定されており、来る11月29日に大賞が発表される予定だ。

 「観光力の強化と言うと、どうしても国外から来る旅行者を対象としがちだが、現時点では日本在住の国内旅行者に向けて観光を活性化する事が重要」(観光庁・能勢さん)

 今回のタビカレ・プロジェクトは、地域経済の活性化と共に「雇用の創出」も重要課題の1つだった。そして、つくば市、小樽市、札幌市すべて、今回のツアーを通じて実際に新たな雇用が生まれたという。

 タビカレ・サイト内にはプロジェクトの人気ランキングが設定されているが、各地で競争力を高めてもらいたい、という意図によるもの。またランキングを設けたことで、Facebookやツイッターなどで地元観光地への投票を呼びかけ合うなど、地域愛を強めることにも大きく貢献しているようだ。

 なにより観光に目を向けることによって生まれる、町全体の一体感も素晴らしいと感じた。惜しくも今回のプロジェクト選考から漏れてしまった600団体のアイデア活用にも期待したい。

(文/名雪美紀子)

名雪美紀子(Mikiko Nayuki)
大学在学中より雑誌の編集に携わる。2001年渡米。ニューヨーク発の新ビジネスやトレンドの取材・執筆を手掛ける。2013年帰国。ビジネスや商品が生まれたきっかけなど、人々の情熱に触れる取材を得意とする。最近の興味は『地域力』。