ロリータで地域に2重、3重の効果あり!

道内ツアー参加者が、道外参加者を新千歳空港で迎えた
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女性船頭もロリータ・ファッションを楽しんだ、小樽の「カナル・クルーズ」
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プロのカメラマンも同行し、各地で思い出の瞬間をおさめる
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 紅葉の見頃となった北海道の小樽市と札幌市で開催されたのは「ロリカワ・ツーリズム」。自慢のロリータ・ファッションに身を包んだ参加者が、ノスタルジックな建物や観光地を2泊3日掛けて巡るツアーだ。

 プロ・カメラマンによる各観光地での撮影会や、このツアーのために特別に制作されたケーキとお茶会。またロリータ界のカリスマモデル、青木美沙子さんや木村優さんを招いてのトークライブなど、内容は盛り沢山だ。

 しかし、既に観光地として知名度のある小樽と札幌で、なぜあえて「ロリータ」だったのか。

 「街の雰囲気とロリータ・ファションがマッチしていたこと。そしてロリータ・ファッションの人に小樽と札幌へ観光に来てもらうことで、地元の人と一般観光客、人と人との交流がさらに増える場所にしたかった」(ロリカワ観光ツーリズム推進協議会事務局・石田さん)

 実際に道行く地元の人や一般観光客がツアー参加者に声を掛け、一緒に記念撮影をする場面が多く見られたという。また小樽でのカナル・クルーズでは、女性船頭もロリータ・ファッションに初挑戦。ゲストを迎える側も参加者とともにロリータ・ファッションを楽しむ形となった。共通の趣味を持つ人々と、観光を通じて仲を深められる点も実にユニークだ。

木のぬくもりがレトロな小樽の「ろまん号」で市内観光
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一般観光客から記念撮影を求められるロリカワ・ツアー客たち

 ロリータ・ファッションの人々が楽しめる場を作り、提供することで、さらに一般のギャラリーも増え、観光が伸びる。それが新たな街の魅力に加わるといった2重、3重の効果を生み出す。既に知名度のある観光地での前向きな観光開発としても参考になる事例だ。

 今回のツアーの成功から、ロリカワ観光ツーリズム推進協議会事務局では今後、団体ツアーだけでなく、個人で訪れるロリカワ・ファンに向けた観光サービスも整えていく予定だという。

 カフェで楽しめる可愛らしいロリータ・メニューや、一般観光客が気軽に楽しめるロリータ貸衣装サービスなど、小樽市と札幌市で生まれるビジネスはさらに広がりそうだ。