「World of Tanks」は、世界で7000万もの会員を獲得している、人気オンラインゲームの1つ。そのゲームを提供するベラルーシのWargamingは今年日本法人を立ち上げ、日本への本格進出を図ろうとしていることから、大きな注目を集めている。では一体、World of Tanksはなぜ世界で高い人気を博しているのか。また日本市場への進出には、どのような狙いがあるのだろうか。東京ゲームショウのため来日している、WargamingのCEOであるVictor Kislyi氏に話を聞いた。

WargamingのCEOであるVictor Kislyi氏
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――World of Tanksが世界で人気を獲得している要因は、どのようなところにあるのでしょうか。

Victor Kislyi氏:  我々は15年前からウォーゲームを手掛けており、このゲームも最初は、ミリタリー好きの人に向けて開発したものでした。長い経験からゲームのクオリティーには自信があり、ミリタリー好き以外のユーザーも獲得できました。ですが一方で、オンラインゲームの運営に携わっていくうちに、ゲームの内容だけでなくサービスのレベルを高めることが重要だということに気が付いたのです。

 そうしたことから、現在いる2200の従業員のうち、半分はゲームの開発者ですが、残り半分はコミュニティーの運営やサポートなどを手掛けており、サービス面に人員を割いています。こうしたゲームは伝統的に欧米での人気が高いですが、最近ではアジアでも人気が高まっており、現在は世界16箇所に拠点を設けています。

ゲームショウに出展された「World of Tanks」。世界で7000万人のユーザーを抱える人気ゲームだ
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――日本に進出するきっかけについて教えて下さい。

Victor氏: 実は2年前、米国のサーバーを経由して、World of Tanksを遊んでいる日本のプレーヤーがいることに気が付いたのです。米国を経由していることから快適にプレーできる状況ではなかったと思いますが、それにも関わらず楽しんでくれるプレーヤーが多くいたのに加え、イベントなどでも、日本のプレーヤーが結成したチームのいくつかがいい成績を出していたのです。そうしたことから日本にはチャンスがあると感じましたし、日本のユーザーに恩返ししたいとも思いましたので、進出を決意しました。

 日本でWorld of Tanksの提供を開始してからまだ日が浅いですが、日本語のローカライズをして以降、ユーザー数は急速に増えています。どこまで成長するかはまだ分かりませんが、非常に前向きに捉えていますし、きっといい投資になると思います。