カフェや居酒屋がランチタイムのメニューとして導入

 では「淡路島カレー」を導入する動機はいったい何なのだろうか。大山氏によると、ほぼ同比率で3つのタイプがあるという。

(1)カフェなど自分の趣味を生かした店を持ちたい

 ノウハウの提供が充実していることや、初期費用の低さ、オペレーションのシンプルさから、新規オープンの店舗が多い。

(2)夜がメインの業態でランチ営業をしたい

 居酒屋などの業態はランチの集客が難しく、一方で、カレーショップはランチに集中しディナーの集客力が弱い。そこで夜の営業が中心となる居酒屋のような業態で、ランチでカレーを出す二毛作など、多様な形で導入店を増やしている。

 一般に居酒屋などでランチを提供しても、ランチを食べた店に夜も行く人はあまりいない。しかし昼はカレー、夜は居酒屋という業態なら、夜もまた行く確率が増える。実際、ランチに同社のカレーを導入したところ、夜の売り上げもアップしたという店もあるそうだ。

(3)目玉となる個性的メニューを導入して売り上げを伸ばしたい

 ただ同社では申し込みがあっても、お金もうけだけを目的にしている人は断っている。あくまでも同社が掲げる地都協業に共鳴してくれることが条件だ。その考えに共鳴し、電話の問い合わせの段階で「やらせてほしい」と申し込む人もいるとのこと。

 また同社では導入時のプログラムとして、淡路島での生産現場見学ツアーを義務付けている。「タマネギ生産者や工場の人たちを見ると、『こんなに苦労してまでこのカレーを売る意味は何か』ということを理解してもらえるため、味がブレる率が非常に低い」(大山氏)という。

淡路島カレーの導入店舗にはタマネギ農家や工場などの「生産現場見学ツアー」への参加が義務付けられている
[画像のクリックで拡大表示]