ロイヤリティなし、屋号もトッピングも自由! 導入ハードルが低い

 淡路島カレーの急成長のもうひとつの理由は、その独特のビジネスモデル。普通のフランチャイズと違い、同社では現状では直営店を持たず、食材、メニュー、販促物などを売っている(ただしコンサルティング機能を持ったメーカーとして、販促や接客などトータルな導入店サポートはしている)。

 大山氏は会社員時代、売り上げが伸びず赤字を抱えたフランチャイズ店のバックアップをする部署にいた。そのために、フランチャイズという運営方法がうまく機能しない、マイナス例を見ることが多かった。「そこで淡路島カレーのビジネスモデルを構築するにあたり、『どれだけフランチャイズのマイナス面を排除できるか』ということを追求した」(大山氏)という。そこから生まれのが、以下のような開業しやすい導入条件だ。

1)初期費用・ランニングコストが安い

 ロイヤリティ・SV(指導員)制度・解約金がなく、備品ゼロからフルパッケージで導入しても、合計が92万円を超えないよう設定されている。厨房備品などは既存店舗備品が使用可能な場合が多く、実質は70万円前後が最も多い。初期投資額が少ないため、投資回収にかかる期間は平均2.4カ月と、早期回収が可能なのだ。SVをつけないのは、つけると本部の固定費がかかり、導入費用を安く抑えられなくなるため。その代わりに、SVなしでもアルバイト店員が問題なく運営できるビジネスモデルを作っているとのこと。

2)屋号は何でもよい

 フランチャイズの場合はその屋号を名乗らなければならないが、淡路島カレーはその必要がない。そのため現在営業中の店舗で淡路島カレーを導入したい場合、屋号をそのまま使える。

3)カレーソースの味を変えなければトッピングは自由

 縛りをゆるくしているので、その店の個性が出せる。なかには、淡路島カレーをアレンジしたカレーうどんの店もある。

導入時にかかる費用は基本的に、ライセンスフィー55万円(商標使用料、システム使用料、店舗診断費など)+保証金20万円(商品取引債務担保)。これらの費用に、スタート時の状況によって厨房備品・食器などの備品代、販促費がプラスされることもある
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■変更履歴
「初期投資」の画像の金額に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。[2013/9/09 19:20]