エアロプレスを使ってノルウェーコーヒーを抽出
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 年間1人当たりのコーヒー消費量で、北欧勢が上位を占めていることをご存じだろうか? なかでもノルウェーは、著名なワールドチャンピオンのバリスタを輩出するコーヒー先進国。質の高さでは、世界最高水準と言われている。

 その特徴は、すっきりとしたキレの良さのなかにワインのようにフルーティな味わいと香りが広がる飲み口にある。コーヒー豆と言っても、本来は果実の種の一部。だから浅く煎れば、果実の甘みや酸味がストレートに引き出される。しかし、これには豆の鮮度や品質が良いことが絶対条件。豆の質が落ちるにつれ、深く煎って、苦味や焙煎香を楽しむ方法が向く。従来のコーヒーの魅力はむしろこちらにあったのだが、ノルウェーでは、コーヒーは浅煎りにして、果実の高貴な香りと、豊かな味わいを楽しむものと認識されているのだ。

 そのノルウェーコーヒーを東京にいながら堪能できるのが、代々木公園近くにある「フグレン・トウキョウ」だ。ニューヨークタイムズ紙に「飛行機に乗って試しに行く価値のある、世界最高のコーヒー」と称されたこともあるノルウェー・オスロ「フグレン」の初の海外支店。1963年の本店創業時のショップを再現したミッドセンチュリー・スタイルの内装に、北欧モダンの黄金期である1950~1960年代のユーズドの家具が豊かな表情を与え、心癒される空間に。昨年5月にオープン以来、一躍人気カフェとして熱い視線が注がれ、今年に入り、レクサスのブランド体感スペース「INTERSECT BY LEXUS」やアーティストの村上隆氏が中野ブロードウェイで手掛けるカフェなど、プロデュース依頼が相次いでいる。

昼はカフェ、夜はバーという二つの顔を持つだけでなく、店内の家具や調度品はすべて購入できるというシステムも本店と同じで、北欧文化の発信基地の役目も果たしている
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