街でも着られるおしゃれな農業ウエア!?

 農業ウエアでは農作業を快適にこなせて天候から身を守れるか、農作業中もおしゃれを楽しめるかが重要なポイントになったという。例えば、作業に費やすエネルギーを軽減できるよう、素材には軽量なナイロンストレッチを使用。また、動作のストレスをなくすためにカッティングテクニックを駆使し、テーラージャケットのようにさまざまなカーブを取り入れた。

 「重くて動きづらい」というイメージがあるジャンプスーツについては、背面にプリーツとゴムを入れ、屈伸運動をしやすくした。さらに、農家の人が一番困っているというトイレの際の不便さを解消するため、ジャンプスーツのヒップにファスナーを装着。着たままでも用が足せるようになっている。ほかにも膝をつく姿勢が多いことに対応した取り外し可能なニーパッドや、特殊なナイロン素材で腰の痛みを軽減するウエストベルトなど機能満載だ。

 「次の農業を担う若い世代や農業に関心のある人にも着てほしいので、作業服ではなく、街でも着られるかっこいい服を作った」と滝沢氏。今回は農作業に特化した服だが、農家の人が普段に着る衣服にも興味があるという。このコンセプトウエアが今後どう発展し、広がりを見せるか。

チタニウムブラウンをベースに、レディスには鮮やかなピンク、メンズには黒をアクセントカラーとした。アグリカルチャースーツは画面に触れるスマートフォンポケットが特徴
[画像のクリックで拡大表示]
作業着というよりコスチュームのようなイメージのカッコいいジャンプスーツ
[画像のクリックで拡大表示]
サロペットの膝部分にもオリジナルのニーパッドが装着されている
[画像のクリックで拡大表示]
農作業の時の屈伸姿勢がストレスなくできるように、使用する素材からカッティング、ディテールまで工夫した
[画像のクリックで拡大表示]
ジャンプスーツのヒップファスナーはトイレの際の不便さを解消するために生まれた。ヒップファスナーを開閉すれば全身着脱する必要がない
[画像のクリックで拡大表示]
ファッションデザイナーの滝沢直己氏
[画像のクリックで拡大表示]