この記事は「日経トレンディ2013年8月号(7月4日発売)」から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 2013年「ご当地ヒット賞」 はこれだ【東日本編】に続き、今回は「ご当地ヒット賞」西日本編を発表!

近畿(1)

 グランフロント大阪、低価格雑貨店「ASOKO」など新たなスポットが続々登場した大阪。なかでも新しもの好きの関西人を引き付けたのは、誰もが知る定番菓子のデパ地下進出だ。ハッピーターンなどがおしゃれな手土産へと華麗に変身。待つのが嫌いといわれる関西人が、平日の朝イチから行列を作る。その集客パワーに関東の施設も目を付ける。

 【大阪】デパ地下に新風起こすゴージャス定番菓子
 ハッピーターンやポッキーの高級版が大阪のデパ地下を席巻している。特に昨秋開店したハッピーターンズは今でも30分以上待つ行列ができ、夕方には完売。ポップな色と濃厚な味付けは、ハッピーターンとはわからないほどの変身ぶり。メイン商品が525円というデパ地下のなかでは手頃な価格が受け、ギフトとしてだけでなく、自分用の需要も喚起し、1人平均で4~5個まとめ買いをする。エキュート品川などで期間限定販売し、東京進出も果たした。

●バトンドール(江崎グリコ)

高島屋大阪店では1日約3000箱が売れる。阪急うめだ本店と合わせて、半年間で5億円を売り上げた
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チョコはミルク味だけを残し、6月12日から夏用として「プリッツ」の高級版5種類を販売
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●ハッピーターンズ(亀田製菓)

阪急うめだ本店では平日でも開店前から約100人が並ぶ。1日約1000人が来店
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「ハッピージョイ」(12個入りで525円)が人気
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 【大阪】開業&大幅改装。梅田の巨大施設
 大阪ステーションシティの開業から2年、再び駅前が賑わっている。5月中旬までに500万人が来場したグランフロント大阪は、公園やハイテク機器の展示など買い物以外のスペースも充実し、大阪だけでなく広域から集客。大幅改装した阪急うめだ本店は「百貨店の常識にとらわれない」と、吹き抜けの広場を造り、坪効率より集客を重視。中東の市場をイメージした雑貨売り場「うめだスーク」は1日1万人以上が来店する。

●グランフロント大阪 4月26日オープン

最先端の技術を体験できる「アクティブラボ」は1カ月で30万人と、想定の3倍以上の来場があった
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水や緑を使い、開放感を演出
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朝4時まで営業する飲食店フロアは北新地に変わる新たな夜遊びスポットに
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●阪急うめだ本店 昨年11月21日リニューアルオープン

広場の階段は観客席にもなる
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「うめだスーク」は52円の消しゴムから高額の装飾品まで、宝探し感覚で買い物できる
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7年もの時間をかけて建て替えた。13年度は1900億円の売上高を目指す
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注)阪急メンズ大阪、イングス館を含む
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 【大阪】低価格雑貨店ASOKOに行列
 遊心クリエイションが3月2日に大阪の南堀江に開店した雑貨店「ASOKO」が人気だ。「半年分の在庫が2カ月持たなかったのは想定外」と森島純嗣社長。月2000本売れるカラフルな傘(下写真)など、おしゃれな雑貨がリーズナブルな価格でそろうのが人気の秘密。平均客単価は1000円。今秋開業する東京店は大阪の3倍以上の売り場面積になる予定だ。
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平日でも入店待ちの行列ができ、休日は整理券を配布して入場制限する
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インテリアにもなる動物フックなどユニークな商品がそろう
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鍋敷き「パズルコースター」(105円)は多い日は1日に500個売れる
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