【実食レポート】「クォーターパウンダー ルビースパーク」

 “辛い系バーガー”という意味では、「クォーターパウンダー ハバネロトマト」に近いかもしれない。しかしこの「ルビースパーク」は、辛さをソースではなくスパイスを練り込んだチョリソで出している点がユニーク。ボロニアソーセージ風に仕上げた薄切りチョリソが5枚も入っているからかなり辛いのだが、これがうまい。刺すような辛みと同時に肉やスパイスのうまみがしっかり感じられ、ついもうひと口と進んでしまうのだ。

 さらにチーズにはハラペーニョが練り込んであって、食べ進んでいくうちにジワッと辛さが立ってくる。といっても、辛さ自体は「辛いものが苦手」という人でも「カライ~」といいながら笑って食べられる程度だ。実際、辛いものが得意ではない筆者でも完食するまでの間に水が欲しいとは思わなかった。

 それほど辛さを感じないのは、ブラックダイヤモンドと同様、炒めたタマネギの甘みがチョリソの辛さをうまく包んでまろやかにし、おいしさを引き立てるからだろう。ただアボカドフィリングはいまひとつピンと来なかった。

 バンズはあまり主張しないものの、実はなかなか優秀。「ソフトフランス風バンズ」と意味が分かりにくい名前が付けられているが、噛み応えのある皮がフランスパン風で、中がソフトな口溶けのパンということのようだ。実際、カリッとした噛み応えとチョリソの辛さはよく合うし、小麦の風味を感じさせながらすーっと溶けていくようなあと口が肉やスパイスの味を引き立てる。これも今まで食べたことがないタイプのバンズだ。

 ただこのルビースパークの場合、あまりにチョリソがおいしくて、ビーフパティの印象が薄くなってしまったのが残念。いっそビーフパティを外し、ベーコンの代わりにこのチョリソを使ってBLTサンド風にしたほうがいいのではないかと思った。

バンズにかかっている白い小麦粉が印象的
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チョリソがはみ出し、その下にはたっぷりの炒められたタマネギ
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「どれも組み立てるのが難しい」とスタッフが話していたほど、重なり方が複雑
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チーズの中にハラペーニョが見える。チョリソ5枚のボリュームも相当
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(文/納富廉邦)