ペンタックスリコーイメージング

MX-1

発売日:2013年5月3日

実勢価格:4万5000円

 ペンタックスリコーイメージングが2013年5月に発売した「MX-1」は、ペンタックスブランドを採用した高級コンパクトデジタルカメラだ。有効1200万画素の1/1.7型裏面照射型CMOSセンサーと、開放F1.8~2.5と明るい光学4倍ズームレンズを備えたのが特徴。

 デザイン的に特筆できるのが、「アサヒペンタックス」のブランドで1976年に発売した小型フィルム一眼レフカメラ「MX」のオマージュとなっていることだ。ボディーに刻印された「MX」の書体をはじめ、上下カバーの面の取り方などが、かつてのMXを思わせる意匠そのまま。この上下カバーは、昔のカメラと同じく真ちゅう製であることも大きなポイントだ。長年使い込んでブラックの塗装が剥げてくると、その部分から黄金色の真ちゅうが現れて味わいが増す仕組みだ。

直線基調でワイドなデザインが特徴。本体上下のパーツは真ちゅう製で、黒い塗装がこすれて落ちると真ちゅうらしい黄金色が顔を出す
[画像のクリックで拡大表示]
背面には、設定変更用のダイヤルを1つ備える。液晶モニターは3型/92万ドットの高精細タイプとなる
[画像のクリックで拡大表示]

 実際にMX-1を使ってみると、ボディーはかなり大きめだと感じたが、3型/92万ドットの背面液晶の美しさは特筆できる。上下チルト式となっている点も便利だ。縦位置撮影をすると、画面上の情報表示も合わせて縦位置表示になるところは、どこかスマホ的な発想で好感が持てた。

上部には、独立した露出補正ダイヤルを備える。ポップアップ式のストロボも内蔵している
[画像のクリックで拡大表示]
背面の液晶モニターは上下可動式となる。タッチパネル式ではない
[画像のクリックで拡大表示]

 オートフォーカスは特筆すべき速さではないのだが、レンズ前約1cmまでのマクロ撮影ができるなど、利便性はなかなか高い。ズームを望遠側にしても約20cmまでピントが合うのも使いやすいと感じた。

横浜の洋館を晴天下で撮影。くっきりとした描写で、空の青さも自然。建造物のゆがみも少なく、端正な直線でピシッと描かれていて好感が持てる(ISO100、1/1600秒、F4.0、28mm相当)
[画像のクリックで拡大表示]
日差しの明暗差のある街角を撮影。コンクリートの質感など、ディテール部分をしっかりと描こうとする印象があり、肉眼よりもシャープな感じに見える独特の描写だ(ISO100、1/250秒、F2.8、77mm相当)
[画像のクリックで拡大表示]