※この記事は日経ヘルス for MEN「この夏こそ 腹を凹ます!」をもとに再構成しました。

 メタボ腹からの脱却を目指して、日々、努力をしているのに成果が上がらないというあなた。健康診断でメタボ予備軍と指摘され、注意事項を列挙されたけれど、最も効率よく改善したいと考えているあなた。どちらもキモになるのは、「脂肪」と「筋肉」のコントロールだ。脂肪と筋肉のメカニズムを理解して、スリムな体を賢く手に入れよう。

【脂肪編】ひと口に“脂肪”といってもいくつかの種類があります

 メタボを心配する人から、何かと“やっかい者”にされる脂肪。だが、体脂肪には本来、重要な働きがある。(1)体を動かすエネルギーを貯蔵する(2)体温を保ち、調節する(3)臓器を衝撃から守るなどだ。

 “脂肪”とひと口にいっても、実はいろいろな種類がある。食事からとった脂質や糖質は、余るとエネルギーの貯蔵型脂質である「中性脂肪」に変わり、皮下や内臓に蓄えられる。これが皮下脂肪と内臓脂肪だ。

 血中にも脂肪はある。中性脂肪とコレステロールなどである。さらに肝臓や心臓の周りなどにも脂肪はつく(臓器付着脂肪)。中性脂肪は、「グリセロール」と脂肪酸でできた化合物のことで、「トリグリセリド」などと呼ばれ、無数に種類がある。

● 脂肪は血液や臓器にもある体脂肪の主な種類
内臓脂肪 内臓を支える腸間膜につき、たまり過ぎるとメタボの原因になる。
皮下脂肪 皮膚の下にたまり、指でつかめる。一度たまると減らしにくい。
血中脂肪 中性脂肪、遊離脂肪酸、コレステロールなどで、細胞の材料やエネルギー源に。
臓器付着脂肪 内臓脂肪、皮下脂肪と同じ中性脂肪だが、脂肪細胞ではなく臓器の細胞につく。