ドライヤー後、5分でマイナス8度クールダウン!?

 フレンチカットグランは「毛量が多い」「硬い」「クセ毛」「膨らみやすく、まとまりにくい」などの髪の悩みをパーマやトリートメントに頼らず、カットだけで解決する世界初のカット技術だという。髪の長さだけをカットする従来の方法と違い、頭髪の厚みを立体的にカットすることでボリュームやクセを調整する。

 理美容機械器具・用品の開発・販売を行うファキモス・アサヒ(大阪府守口市)代表の藤川博志氏が考案し、1995年に米国、2001年にフランス、2005年に日本で特許を取得している。フレンチカットグラン認定店であればどこでもでき、カット料金は店によって異なるが、3000円前後だ。

 フレンチカットグランができる技術者のいる認定店のひとつ、銀座四丁目近くのヘアサロン「M.TANIGUCHIGINZA」のヘアスタイリスト・後藤圭太氏も、「このカット法にはたしかにクールビズ効果があると思う」と太鼓判を押す。「髪が多いお客様は特に後頭部の下のほうが暑く感じるようで、『夏前には必ずしたい』という方が多い。シャンプー後に髪がすぐ乾くので、ドライヤーで暑くなることがなくなるという声もよく聞く」(後藤氏)。同事務局の検証でも、カット後にドライヤーをかけた場合、直後には35度だった頭髪内部の温度が5分程度で通常時の27度まで下がることが確認されている(室温30度で測定)。

 しかしなぜ、このカットで劇的にボリュームを減らすことができるのか。逆になぜ、今までのカットではそれができなかったのか。

1人の女性の髪を左側だけフレンチカットグランでカットした場合、左右で2.1度の差が出た
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