デジカメ、スマホの普及で枚数を気にせず気軽に写真を撮るようになったのに加え、メモリーカードの大容量化で多くの画像データを保存できるようになった。その半面、「ストック画像が大量すぎて、整理しきれない」というストレスを抱える人も増えているという。

 富士フイルムの調査(※)によると、特に撮影頻度が高く撮影枚数も多いのが0~2歳の子供を持つ両親で、年間で平均約700枚もの写真を撮っている。ところが画像データの約7割はPCなどにストックされたままで、8割以上の人が「1冊のアルバムにまとめたい」と考えているにもかかわらず、実際にアルバムを作成しているのは3割程度にすぎないのが現状だ。「大量の画像を整理したり、アルバムに使う画像を選択したりするのが面倒」「ページごとのレイアウト編集に時間がかかる」というのがその理由だという。

※平成25年富士フイルム調べ(中学生以下の子どもを持つ20~40代の男女800名(男:400名 女:400名)を対象に調査を実施)

 そうしたなか、成長を続けているのが「フォトブック」(画像データから手軽に作成できる紙の個人写真集)作成サービスだ。国内のフォトブック市場は2006年以降、毎年約10%の割合で伸びている。富士フイルムでも2007年から店頭で注文してフォトブックが作成できるサービスを開始しているが、「日本のフォトブック市場は2012年の実績で約380万冊。米国では年間3400万冊と考えると、日本はまだ成長の機会がある」(富士フイルムイメージング事業部の山元正人部長)という。

欧米比較で見たフォトブック市場(2006年~2012年)。フォトブック市場は世界的に見て成長市場であり、日本市場には大きな成長の余地がある(Photo Market資料)
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国内のフォトブック市場推移(2006年~2012年)2006年以降、制作冊数(赤)、市場規模(青)ともに順調に推移(フォトブック協議会資料)
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 そこで富士フイルムでは、アルバム作成に伴う面倒な作業を全て自動的に行う新しいフォトブックサービス「Year Album(イヤーアルバム)」を、2013年3月21日からスタート。独自の画像解析技術を活用したソフトウエアが、多数の画像を1000点満点で採点して短時間で選択、メリハリのあるレイアウトへと自動的に編集してくれるので、誰でも短時間で簡単にアルバムが作れるという。メインターゲットは子育て中の両親で、初年度の販売目標は50万冊としている。

 注文は全国約2000カ所の写真店、およびウェブのプロモーションサイトで受け付けている。注文方法は、写真をストックしている場所、アルバムに残したい写真の撮影期間、アルバムのページ数を、画面を見ながら指定するだけ。最短5分(※)でアルバムのレイアウト見本を画面上で確認できる。また画面上の簡単な操作で、画像の入れ替えやコメント入力、季節に応じた絵柄のスタンプなどの追加編集を加えることも可能だ。

※パソコンのCPUがCore2以上の環境で、約3MBの画像データ500枚を16ページで注文した場合の目安時間

「Year Album(イヤーアルバム)」を富士フイルムのネット直販サイトから注文する場合の価格は、16ページ(2980円)から8ページ刻みで、最大48ページ(5860円)。指紋のつきにくいマット調の銀写真プリントを採用。専用ラミネート加工を施しているので、長く保管できるという
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高級感があり、耐久性にも優れた丈夫なハードカバータイプの装丁を採用
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