大いに盛り上がったカメラ機器の総合展示会「CP+」も終了。今後のコンパクトデジカメの新しい姿を垣間見ることができた
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 横浜市のパシフィコ横浜で開催されていたカメラ機器の総合展示会「CP+2013」が2013年2月3日に閉幕した。各社がデジタル一眼の新製品を展示して沸いた昨年と比べ、“大物”が不在の今年は入場者数が大幅に減るのではないかと見込まれていた。だが、4日間の入場者数は6万2597人(速報値)と、昨年(6万5120人)と比べてもわずかな減少にとどまった。デジカメやスマートフォンの普及で、カメラや写真に興味を持つ人が増えたことが要因とみられる。

 前回掲載した「カメラ展示会で新製品続々、『いいね!』してもらえる写真が撮れる機種に注目」では、今年のトレンドになりそうなユニークな撮影機能を紹介した。この記事では、この春注目の各社の製品をまとめて紹介しよう。

“いい写真”が手軽に得られる撮影モードを備えた「PowerShot N」が注目のキヤノン

キヤノンの「PowerShot N」。これまでにない撮り方が楽しめる個性的なスタイルと、予想しなかった写真が得られるユニークな撮影機能が特徴だ
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 キヤノンがコンパクトデジカメの試金石と位置づけているのが、2013年4月発売予定の「PowerShot N」だ。シャッターボタンやズームレバーの配置を一新し、これまでのコンパクトデジカメの常識にとらわれない自由なスタイルでの撮影を可能にした。

 PowerShot Nでスタイル以上に注目すべきなのが、同社のデジカメで初の搭載となる撮影モード「クリエイティブショット」だ。1回のシャッターで、構図や色調などを変えた写真を5枚自動で撮影し、異なる雰囲気の写真をワンタッチで生成できる。ズームやピント位置も変化するため、「Instagram」などスマホ用の写真撮影&加工アプリよりもダイナミックなアレンジが楽しめるのが魅力。写真の腕前がなくても、予期せず“いい写真”が得られる機能として、今後コンパクトデジカメを中心に普及しそうだ。

本体の背面は液晶パネルのみで、操作ボタン類は一切装備していない
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背面の液晶モニターは可動式で、このようなスタイルでも液晶モニターをしっかり確認しながら撮影できる
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レンズ周囲のリングに、ズームレバーとシャッターボタンが用意される。本体側の凹凸が付いているリングがズームレバーで、レンズ側の丸いへこみが付けられているリングがシャッターボタンだ
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撮影時は、このような感じでズームレバーやシャッターボタンを操作する。シャッターボタンのリングは、半押し機能も備わる
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PowerShot Nの目玉の機能が、新たな撮影モード「クリエイティブショット」だ。1回シャッターを押すだけで、オリジナルの写真(左上)をベースにして構図や色調を変えた写真を5枚自動で生成する
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