各社のミラーレス一眼は、本体の厚さを抑えたスリムモデルが人気を集めている。見た目がスマートで無骨さがないことや、細身のバッグなどにも容易に収納できて気軽に持ち運べる点が評価される傾向が高い。

キヤノンのミラーレス一眼「EOS M」は、厚さをわずか32.3mmに抑えた。一見するとコンパクトデジカメのようにも見えるデザインが、女性に受け入れられている
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 だが、ズームレンズなどの交換レンズは数cmほどの長さがある。レンズを付けたままでは奥行きが長くなってしまい、スリムな本体のメリットが薄れてしまうのが一般的だ。レンズを外してボディーキャップを装着すればコンパクトに持ち運べるが、シャッターチャンスを見つけた際にいちいちレンズに付け替えなければ撮影できないのは心許ない。

 そのようなニーズに応えるべく、オリンパスイメージングが2012年10月に発売したユニークな商品が、マイクロフォーサーズ規格に対応した「ボディーキャップレンズ BCL-1580」だ。名前の通り、カメラに付属するボディーキャップのような薄べったい形状だが、中央部に小さなレンズが搭載されている。厚みはわずか9mmしかないため、カメラに装着した際の感覚はボディーキャップと変わらない。薄さを追求したパンケーキレンズと比べても、圧倒的にスリムで軽い。実勢価格は5000円前後で、交換レンズとしてはかなり安価だ。

オリンパスイメージングが発売しているボディーキャップレンズ「BCL-1580」。レンズバリアとフォーカスレバーを兼ねたスライドレバーを備えており、持ち運び時にレンズを保護できるのが便利。実勢価格は5000円前後
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オリンパスイメージングのミラーレス一眼「OM-D E-M5」にBCL-1580を装着したところ。レンズ非装着時と比べても、本体サイズや重量の変化はほとんど感じないほどだ
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オリンパスイメージングのパンケーキレンズ「17mm F2.8」。同社のマイクロフォーサーズ用交換レンズの第1弾として発売された古いレンズだが、薄さと画質を兼ね備えた軽量レンズとして現在も人気が高い
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OM-D E-M5に装着したところ。厚さ22mmほどの薄型レンズとはいえ、上のBCL-1580と比べると厚みや重量は増す。レンズを保護したい場合は、レンズの先端にレンズキャップを装着する必要がある
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側面から見比べると、BCL-1580装着時(左)の薄さがよく分かる。凹凸も最小限で済み、カバンなどへも容易に収納できる
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