日ごろ、LINEを使っているユーザーから「勝手に友だち登録されてしまうことがある」「知らない人からメッセージが来た」「出会い系サイトなどに絡んだ犯罪に遭わないか心配」といった不安の声をよく聞く。これらは、LINEアプリの設定を変更することで防げることがほとんど。LINE側でも、安全性向上のために「本人認証強化」「Facebook認証」「未成年のID検索停止」などのシステム変更を相次いで実施している。ここ最近で見受けられるLINEの大きな変更点と、LINEを安心して使うためのアプリの設定方法を解説しよう。

NHN Japanが運営する「LINE」。意図せぬ友だちの追加などの心配なく使うためには、いくつかの設定変更を済ませる必要がある
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 「LINE」が爆発的なブームとなっている。国内ユーザーはすでに3700万人を突破するなど、「スマートフォンの定番メッセージアプリ」として定着した。

 LINEは、メッセージなどで交流を図れる「友だち」を容易に追加できる仕組みが特徴だ。だが、「LINEは友人やクラスメート、趣味の仲間などの限られたメンバーだけでやり取りしたい」といった内輪だけの使い方を想定している人には、逆にやっかいな存在となりかねない。「何年も連絡を取っていなかった昔の知人がいきなり友だちになり、メッセージが来た」「会社の上司が友だちになってしまった」といった予想外の事態も起こり得る。

 だが、このような事態は、LINEアプリの設定を見直すことで防ぐことが可能だ。また、LINEを運営しているNHN Japanでは、未成年者保護を主目的にしたいくつかの安全対策を開始している。今年後半になってから導入されたLINEの新たなシステム変更をまとめつつ、LINEを安心して使うためのカスタマイズ法をまとめたい。

●最近の変更点1:「本人認証の強制化=電話番号かFacebookによる認証が必須」

 今まで、iOS版のLINEは誰でも自由に登録でき、電話番号の登録なしで利用できた。いわば「匿名で自由利用」できたのだが、2012年11月30日に公開された新バージョンから不可能になった。「電話番号での登録」か「Facebook認証」のどちらかを必ず済ませなくてはならない。

 Facebook認証は、FacebookでのIDや名前、写真を使い、本人認証を実行する仕組みだ。この機能がスタートした当初は、Facebookのフレンド一覧を読み込んでLINEの友だちに登録する機能があったが、現在は利用できなくなっている。

LINEの本人認証が強化され、電話番号かFacebookのどちらかで必ず認証しなければならなくなった
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●最近の変更点2:「ID検索の利用停止など」

 au版のLINEでは、18歳未満のユーザーは「ID検索」が利用できなくなった。ID検索が出会い系サイトなどでの連絡に悪用されたことが発覚したためだ。18歳以上のユーザーも、ID検索の初期設定が「オフ」に変わっている。ただし、NTTドコモやソフトバンクなど他社のユーザーは従来のままで、18歳未満でも制限はなく、ID検索の初期設定は「オン」になっている。

au版のLINEアプリにおいて、18歳未満のID検索が利用できなくなった(2012年12月20日から)。NTTドコモやソフトバンクはまだ対象外だが、「2013年にできるだけ早く、18歳未満への規制を実施したい(LINE広報)」としている
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