ヘッドホン単体としても優秀

 harman/kardon BTは、Bluetoothを使ったワイヤレス接続のほかに、付属のケーブルを使った有線接続も可能。バッテリーが切れたときでも普通のヘッドホンとして使える。あるいはBluetooth非対応機でも使えるのが便利だ。

 まずヘッドホン自体の音質を知るために、付属のステレオミニケーブルを使ってiPhoneと接続してみた。この場合、harman/kardon BTのインピーダンスは32Ω、能率は100dB/mWで、iPhone内蔵のヘッドホンアンプでも余裕で鳴らせるスペックだ。

 その音質を一言で言うなら、広帯域感のあるAKGサウンドを受け継いだもので、密閉型のヘッドホンとしてまったく不満はない。ワイヤレスの仕組みがなくても、1万円台後半クラスのヘッドホンと比べて評価できる。

 全体としてはフラットながらも、再生限界に近い低域も余裕で出るため、低域の躍動感があり、それがライブ感のある音場の演出にもつながっている。単に低域が出ることを誇示する安っぽいチューニングではなく、中音域の解像感も豊富にあり、密閉型でありながら聴き疲れも少ない。

左ハウジング下に4極接点のステレオミニミニジャックがあり、これがオーディオ入力/充電を兼用している
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付属品は折りたたみ式のキャリングケース、USB充電ケーブル、ヘッドバンド(Lサイズ)、ヘッドバンド(Sサイズ/標準装着品)、オーディオケーブル(1.4m)。充電器やACアダプタは付属しない
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ヘッドホン本体のハウジングを90度回転させるとフラットな形状になり、キャリングケースに収納できる
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