この記事は「日経トレンディ2012年8月号(7月4日発売)」連載「流行探訪」で取り上げたスイーツマラソンに関連する記事です。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 ランニングブームが定着し、全国各地でさまざまなマラソン大会が開催されている。エイドステーションに地元の特産品が並べられる大会は珍しくないが、走りながらスイーツを食べられるユニークなマラソン大会「スイーツマラソン」が話題になっている。今後も大会は目白押しで、10月には仙台、千葉、11月には愛知、12月には東京、大阪で開催される予定だ。

 「走る」ことと「スイーツを食べる」ことは、相反しているように思える。しかし、実際、マラソンを走った後に甘い物を食べたくなる人は多いのではないだろうか。

 実は、スイーツマラソンの発想の発端になったのは、フランス・メドック地方で開催される「メドックマラソン」だ。秋のぶどう収穫前の時期にぶどう畑の中をランナーが走る名物大会で、エイドステーションでふるまわれるのは、ワイン。チーズやハム、ステーキ、デザートなど、フルコースを楽しめるポイントもあり、優勝者には体重分のワインが贈られる。ランナーの大半が仮装して参加しており、食べることと走ることをどちらも楽しむ大会なのだ。

 ここからヒントを得て、スイーツマラソンでは、エイドステーションでスイーツを食べられ、参加賞としてスイーツをもらえるようにした。速く走りたい人も、楽しんで走りたい人も、スイーツががんばって走った自分への“ご褒美”になるのだ。

エイドステーションで楽しそうにスイーツをほお張る参加者
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