去年に続き、今年も節電の影響で「暑さ対策商品」に注目が集まるのは確実。それに向けて、日清食品グループとキリングループの各社の商品を集めた“冷感食品”試食イベントが行われた。ここでは、各商品を実際に試食した感想を中心にレポートする。

カップヌードルの奥深さを感じる「ICEカップヌードルライト」

 まずは噂の“冷たいカップヌードル”。テレビCMでアイドルグループ・AKB48のメンバーが食べている姿を見たときは正直「うまそうには見えない」と思っていたが、食べてみたらけっこうおいしかった。ポイントは、この商品が麺を油で揚げておらず、カロリーを抑えるために油分をかなり抑えて作られていること。だから、冷たくしても油が白濁して固まったりしない。

 味はそばつゆや冷麺など冷たい麺のスープとして日本人になじみ深いしょうゆベースの「カップヌードルライト」と、冷製パスタにもよく使われるトマトをメインにした「カップヌードルチリトマトヌードルライト」。もともとカップヌードルの開発チームは普段からさまざまな食べ方を試していて、冷やして食べるのも普通に行っていたという。

 実際に食べてみても、あまりの違和感のなさというか、普通においしいことに驚く。冷たくして食べるために、特に手を加えるようなことはしていない。つまり、従来製品の新しい食べ方の提案なのだ。そして食べてみると、今まであった商品とは思えない新鮮な味わい。カップヌードルの奥深さが垣間見える食べ方だ。

 開発担当者が推していた「チリトマトヌードルライト」は、たしかにトマトスープ的なおいしさがしゃれていた。スープは本当においしくて、しっかりと飲み干してしまうほど。ただ、スープが本格的すぎるため、麺が多少駄菓子っぽく感じてしまうのだ。一方、「カップヌードルライト」は「冷やして食べるほうが正解ではないのか」というくらい、暑い日にぴったり。冷製のコンソメスープ的な味わいで、麺はクルトンのような感覚。冷たいからか味がさっぱりして、こちらのスープも簡単に飲み干せた。残念だったのは「具材のエビは熱いほうがおいしかったかな」と思う程度。さらにうれしいことに、「カップヌードルライト」に入っている肉は、あの“謎肉”。冷たいカップヌードルを食べたいという名目で、謎肉を久しぶりに堪能するのも良いかもしれない。

テレビCMでもおなじみの「ICEカップヌードルライト」の作り方。「氷を贅沢に使って下さい」と担当者は強調していた
[画像のクリックで拡大表示]
「カップヌードルチリトマトヌードルライト」
[画像のクリックで拡大表示]
「カップヌードルライト」
[画像のクリックで拡大表示]
冷たく作った「チリトマトヌードルライト」。たしかに油が浮いたり固まったりしていない
[画像のクリックで拡大表示]
冷たくても麺にスープがよく絡む
[画像のクリックで拡大表示]
「カップヌードルライト」のアイス版。しっかり冷やしたほうがよりおいしい
[画像のクリックで拡大表示]
麺は「チリトマトヌードルライト」より「カップヌードルライト」のほうがおいしく感じた
[画像のクリックで拡大表示]