キングジムならではの技あり! スマホ取り込み支援文具やスキャナ

 キングジムの「SHOT DOCS(ショットドックス)」は、「SHOT NOTE(ショットノート)」に続く、スマートフォン取り込み支援系文房具。仕組みは簡単。普通に名刺入れやクリアホルダーを使うのと同じように、ファイルに名刺や書類を差し込む。それを専用アプリで撮影すると、それだけで、キレイに書類や名刺だけを正しい形のまま取り込める。つまり「ショットノート」のファイル版だ。仕組みは、ファイルの背景の黒地に対して、名刺や書類は白く、そこにコントラスト差ができることを利用したもの。仕掛けはコクヨの「キャミアップ」と同じなのが、キングジムが得意なファイル方面にしたのがうまい。ファイルを差し込むポケットを低反射の素材にするなど、細かい部分も怠りない。見た感じ、普通のファイルにしか見えないのもおもしろい。

 同じくキングジムでは、iPad用のスキャナ「iスキャミル」のiPhone版「iスキャミル・ミニ」にも人気が集まっていた。レシートや名刺を素早く取り込めるし、使わないときは充電用のドックにもなるため、机の隅に置いておくと便利。実物は思ったよりも小さく、それでいてA6サイズまで対応するから、「ショットノート」に書いたメモなどを直接読み込ませること可能。撮影するより、スキャンした方が結果は遥かにキレイなので、家では「iスキャミル・ミニ」、外では「ショットノート」で、身の回りの情報をデジタル化できるわけだ。何だかとてもデジタル文房具っぽい。

キングジム「SHOT DOCS」。名刺ホルダーからクリアーファイル、ハードホルダー、クリアーホルダーまで、キングジムの主力製品であるファイルが、ほぼそのままの価格でデジタル対応する
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キングジム「iスキャミル・ミニ」1万5540円。2012年8月8日発売予定。A6サイズが読み込めるので、一般的なメモ帳が簡単に取り込める
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手帳王子開発の「スキャンハック」、デジタル文具の数々

 手帳王子こと舘神龍彦氏が開発、販売している「スキャンハック」は、PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap」と組み合わせて使うことで、メモに簡単な操作でタグをつけて、あとからの検索をしやすくしようというもの。メモ帳の下部に用意された文字に、例えば「案」という文字はアイディアメモ、「報」という文字はレポートといった具合に自分なりのルール設定をしておく。そしてメモのスキャン時に、メモの内容に則した文字を残して、ほかの文字を横線で消すと、残した文字だけがOCR機能で読み取られ、それをタグとして使えば、好きな時にメモを呼び出せるわけだ。

 ほかにも、タッチペンやUSBメモリなど、もはやそれらは文房具の仲間と言ってもいい時代になったのだなと思わせるほど、多くのブースが扱っていた。それは「デジタル文具」という言葉がなくなって、USBメモリなども単に「文房具」と呼ばれるようになる未来がすぐそこだということなのだろう。

検索出来るメモ帳「Scan Hack」(525円)と開発者の舘神龍彦氏
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この下部の文字と、ScanSnapによる読取り、OCRとPDFによる文字の埋め込みを使って、検索出来るメモを実現
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