※この記事は日経エンタテインメント!(7月号)の記事を転載したものです。購入はこちら

 ここ数年、日本映画界を引っ張ってきたテレビ局関連の映画。特に人気番組の映画化はテレビ局の十八番だが、テレビ東京だけが製作できていなかった。だが、昨年秋公開の『モテキ』が興収20億円超のヒットを記録したのに続き、6月23日には動物バラエティ番組『ペット大集合! ポチたま~まさお君が行く!』から生まれた『LOVE まさお君が行く!』が公開。年明けには連ドラの映画版『鈴木先生』も控え、ようやくテレビ東京も番組発の映画が本格化した。

鈴木先生
個性的な考え方をする中学教師、鈴木先生が、いじめから性の問題、キレる子どもといった問題を独自の教育理論でひも解く。主演・長谷川博己。(角川映画)
[画像のクリックで拡大表示]

 「他局のような視聴率の高いドラマがないことから映画化は難しいと考えていたのですが、クオリティーが高くコアなファンをつかんでいるドラマや、人気バラエティ番組なら映画化の可能性もあるのではないかとチャレンジしたのが、『モテキ』『LOVE まさお君が行く!』『鈴木先生』です。特に『モテキ』の成功で、自局発の映画化の可能性は大きく広がったと思いますし、柱の1つにしていきたい」(鈴木一巳・映像事業部長)

 映画化の可能性を秘めている枠が金曜深夜の「ドラマ24」。『モテキ』もこの枠だった。「エッジが効いたドラマ枠なので映画化しやすい。試行錯誤の段階です」。