※この記事は日経エンタテインメント!(6月号)の記事を転載したものです。購入はこちら
仏テレビ局「M6」の購入担当者リタ・ハッカウス氏。「日本アニメはオリジナリティーが魅力。最近はインラインスケートのアニメ『AIR GEAR』を購入し、成功した」

 フランスのカンヌでMIPTV(国際テレビ番組・デジタルコンテンツ見本市)が4月1日から4日まで開催された。49年の歴史を持つ伝統的なテレビ番組見本市。世界101カ国から放送局、制作プロダクション関係者約1万2000人が来場。不況の影響で、イタリアやスペインなどからは減ったが、アメリカや日本、中国からは大幅に増えたという。

 「クール・ジャパン」の名の下に日本コンテンツの国際化が叫ばれているが、MIPTVはその最前線。海外の放送局が求める日本の番組の中心がアニメとバラエティだ。フランスのテレビ局「M6」の購入担当者リタ・ハッカウス氏は、「日本のアニメはきちんとした物語があり、大人の鑑賞に充分耐えうるのが魅力」と言う。

 バラエティ番組は、構成要素(フォーマット)を海外に提供する形で輸出される。昨年、99形式を国際市場に売った世界最大級のテレビ番組制作会社、フリーマントルメディア(イギリス)は、フジテレビの番組開発能力に目を付け、提携。『とんねるずのみなさんのおかげでした』の一コーナー「脳カベ」(迫る壁をすり抜けるゲーム)を「Hole in the Wall」(下写真)として、46カ国にフォーマットを輸出している。

4月1~4日、フランスのカンヌ・コンベンションセンターで開催されたMIPTV(国際テレビ番組・デジタルコンテンツ見本市)。日本のバラエティでは、フジの「脳カベ」(写真右上)のほか、テレ朝の「30人31脚」(小学校1クラス30人が“二人三脚”で競う)などのフォーマットが人気
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