デルが2012年3月13日に発売した「XPS 13 Ultrabook」は、細部までデザインにこだわったウルトラブックだ。今年1月に米国・ラスベガスで開催された「International CES 2012」で公開され、カーボンファイバーを使った薄くてコンパクトなボディーが話題となった。

 日本ではCPUの種類やSSD容量の違いで3タイプを発売する。それぞれOfficeが付属するモデルがあり、合計6機種をラインアップする。実勢価格は8万9980円から。今回はCore i5-2467M(1.60GHz)と128GBのSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を搭載した「スタンダード」を使ってデルのウルトラブックの実力を見ていきたい。

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底面までデザインされたコンパクトなウルトラブック

 XPS 13の特徴はまずそのコンパクトさだ。幅316mm、奥行き205mm、厚みは6~18mm。13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載するノートパソコンとしては平面サイズがコンパクトだ。例えば、同じ13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載したアスーステック・コンピューターのウルトラブック「ZENBOOK UX31E」は、幅325mm、奥行き223mmなので、一回り小さい。デルでは、「11型ワイド液晶を備えるノートパソコンと同等のサイズに13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載した」とコンパクトさを訴求している。

 ディスプレイを閉じると楔(くさび)形で、かばんからの出し入れがスムーズにできる。重さは最小構成で約1.36kg。このクラスのウルトラブックとしては標準的な重さだ。

 ボディーのベース部分にはカーボンファイバー(炭素繊維)を使用。軽くて丈夫な素材で、本体の端を片手で持ってもたわむ感じがしない。底面はカーボン表面の模様をそのまま生かしてテクスチャー感を出している。天板はアルミ製だ。色は素材の色を生かした黒とシルバーのシンプルな配色。アルミとカーボンファイバーによる独特の質感の高さも感じられる。

 底面は細長いゴム脚と中央のシルバーのパネルが目を惹く。底面がごちゃごちゃして、あまり見られたものではない機種が多いが、XPS 13は底面までよくデザインされている。

天板の素材はアルミニウム。シンプルで高級感がある
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底面には軽くて丈夫なカーボンファイバーが使われている。中央にXPSのロゴが彫り込まれたシルバーのパネルがある
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底面のロゴの入ったパネルは取り外せるが、中にはWindowsのライセンスのステッカーが貼ってあるだけ。メモリー交換やバッテリー交換などはできない
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