コーラ飲料史上初の特定保健用食品(トクホ)が登場する。4月24日発売の「キリン メッツ コーラ」(キリンビバレッジ)だ。「難消化性デキストリン」というトクホとしてはメジャーな素材を使っており、「食後の中性脂肪の上昇を抑える」とうたう。コーラ飲料では糖類ゼロなどの“ゼロ系コーラ”が売り上げを伸ばしているが、ここに対して、実際の健康効果をアピールできるトクホで切り込む形だ。

キリン メッツ コーラ(キリンビバレッジ)
●予想実売価格/157円
●内容量/480ml
●1本当たりの成分/エネルギー5~15kcal、たんぱく質・脂質・糖質0g、食物繊維5.4g、ナトリウム3~30mg、糖類0g
●関与成分:難消化性デキストリン(食物繊維として)5g
●発売日/4月24日
[画像のクリックで拡大表示]
【許可表示】
本品は、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させる難消化性デキストリン(食物繊維)の働きにより、食後の中性脂肪の上昇を抑制するので、脂肪が多い食事を摂りがちな方、食後の中性脂肪が気になる方の食生活の改善に役立ちます。

キリン 午後の紅茶 ストレート プラス。現在でも市販されている
[画像のクリックで拡大表示]

 難消化性デキストリンは09年に発売されたトクホの「キリン 午後の紅茶 ストレート プラス」でも使われた素材。この製品では、「糖の吸収をおだやかにし、食後の血糖値の上昇を抑える」としていたが、今回のメッツ コーラでは中性脂肪の上昇を抑えるという表示許可を得ている。難消化性デキストリンを使ったトクホとしては「アサヒ 十六茶 プラス」(アサヒ飲料)が発売されており、同じ効果をうたう製品ではウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)を使った「黒烏龍茶」(サントリー食品インターナショナル)が定番だ。

 今回、キリンビバレッジが行ったヒト試験は、難消化性デキストリン5gを配合したメッツ コーラと、非配合のメッツ コーラを健常成人の男女90人に食事とともに飲ませるもの(中性脂肪が正常~やや高めの人)。試験で一緒に摂取した食事はデミグラスハンバーグやフライドポテトなど脂質量41.2gの高カロリー食だが、メッツ コーラの飲用者は血中脂質の増え方がゆるやかで、上昇のピークも明らかに低かったという。この結果から、キリンビバレッジは食事の際に1本(480ml)、1日1回を目安に飲むことを薦めている。