2012年2月16日、JR有楽町駅の高架下に「ビックカメラ アウトレット有楽町店」(以下、アウトレット有楽町店)がオープンした。ビックカメラグループ各店の店頭展示品や新品の型落ち品などを中心に取り扱うアウトレット専門店。2009年10月にJR池袋駅前にオープンした「ビックカメラ アウトレット池袋東口店」に続き、2店舗目となる。

 オープン直後の店舗に足を運び、店作りのコンセプトや取扱商品の状況や、同店舗を有楽町に開店した理由などを取材した。

道路を挟んでビックカメラ有楽町店本館と向かい合う好立地。オープン当日の朝は、JR有楽町駅付近で多くのスタッフが新店舗のチラシを配っていた
[画像のクリックで拡大表示]

「都市型アウトレット」というスタイルを浸透させたい

 アウトレット有楽町店のコンセプトは、「ビックカメラだからできる衝撃のプライス」。広告費などのコストを最大限抑えるため、開店を告知した2012年2月13日以降も折り込みチラシは配布せず、同店のWebサイトや系列店での告知のみにとどめたという。だが、それでも開店初日となる2月16日は10時の開店時に約300人の行列ができ、開店と同時にフロアは瞬く間に人であふれた。

 高架下のレンガやコンクリート壁をむき出しにしたままのフロアには、天井近くまでアウトレット品が積み上げられている。商品棚も鉄製のパイプで組み上げており、POPも黄色地に黒の単色刷りが目立つ。店内の什器などのコストを最小限に抑え、価格勝負で展開するスタンスを前面に出す姿勢だ。

オープン直後の店内の様子。ディスプレイされる商品から在庫品まで、天井付近まで空間をフルに使って配置している。カメラ量販店というよりは、コストコやイケアなどの店作りに似ている
[画像のクリックで拡大表示]
高架下のレンガなどが露出したままの店内の壁
[画像のクリックで拡大表示]
大量のストックが積み上げられた棚。在庫過剰によって安く売られる商品も多い
[画像のクリックで拡大表示]