日本の映画やドラマキャラクター、音楽、アニメなどを海外に売り出すことを目的とした見本市が10月下旬、相次いで開催された。海外からバイヤーらを招いて日本のコンテンツを紹介する商談会で、経済産業省が主導するコンテンツフェスティバル「CoFesta(コ・フェスタ)」の一環として開催した。日本のコンテンツの海外でのビジネスを拡大することを狙っている。経産省は今年10月から、日本のコンテンツの海外ビジネスを支援するための委託事業を8カ国で展開するなど、「クール・ジャパン」をアピールする動きが加速している。国内のコンテンツ関連企業が自社のコンテンツを紹介していた見本市を探った。

 10月24日から27日まで東京・港区の品川プリンスホテルなどで開催されたのが「東京国際ミュージックマーケット」(TIMM)だ。今年8回目を迎えた音楽の見本市で、音楽産業・文化振興財団(PROMIC)と経産省が主催する。15カ国・地域から音楽関係のバイヤーなどを招き、個別商談会やビジネスセミナー、ショーケースライブなどが開催された。

 海外での具体的なビジネスの可能性を模索するのが個別商談会で、国内のレコード会社や芸能事務所など50社が出展した。海外でのCD販売やイベント・ライブへの出演、グッズ販売などの可能性を探るのが目的だ。

10月25日から開かれた個別商談会。会場ではミニショーケースライブも開催された
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TIMMの個別商談会場内で演奏する「COLD BAND BANK」。「Japan-Oriental」をテーマに演奏する独特のスタイルが会場でも注目を集めていた
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10月27日にはビジネスセミナーも開催された。写真は「中国、『興行ビジネス』の現状」と題したセミナー。中国でのコンサートビジネスの現状などが紹介された
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 PROMICによれば、今年の大きな特徴の一つは芸能事務所の出展が増えたこと。初めて出展した吉本興業グループのよしもとアール・アンド・シーが売り出していたのは女性パフォーマンス集団の「あやまんJAPAN」だ。12月7日には久保田利伸の大ヒット曲「LA・LA・LA LOVE SONG」のカバーも収録したアルバム「ぽいぽい」も発売されるなど、国内でもまさに売り出し中。分かりやすいパフォーマンスを「海外にも売り込みたい」という同社。TIMMの会場ではパフォーマンスも披露された。

よしもとアール・アンド・シーは女性パフォーマンス集団の「あやまんJAPAN」などを紹介していた
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「あやまんJAPAN」のアルバム「ぽいぽい」(写真右)は12月7日の発売。10月5日にはオリエンタルラジオの藤森慎吾とのシングル「失恋ベイビー」も発売している (C)2011 YOSHIMOTO R and C CO.,LTD.
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