2011年9月、スマートフォンと連動して使えるユニークなメモ帳「KYBER SmartNote」がオーリッドから登場した。「手書きメモをスマホのカメラで撮影」→「電子化」という基本的な流れは、ヒット商品となったキングジムの「SHOT NOTE」(ショットノート)」や、コクヨの「CamiApp」(キャミアップ)と同じだ。だが、これらの2製品の電子化は「メモ全体の画像化」であるのに対し、KYBER SmartNoteは手書きした文字をテキストデータ化してくれる。つまり、いわゆるOCR(文字認識)処理まで実行する仕組みで、前述の2製品と比べて機能面でワンランク上回る製品であることが分かる。もちろん、スマートフォンだけあれば利用でき、パソコンは一切必要ない。

オーリッドが9月16日に発売した「KYBER SmartNote」。スマホサイズに合わせたスリムなスマホ連動メモ帳だ
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表紙は、ツバメノートの重厚なデザインを採用。書きやすさや保存性を重視し、紙質にもこだわっているという
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 一般的に、OCRにより文字認識できるのは新聞の活字やパソコンなどで出力した文書に限られ、手書きの文字は実用的なレベルで文字認識することは難しい。時間をかけて丁寧に書いた文字はともかく、メモ程度の走り書きは文字が大きく乱れるため、OCRはほぼ不可能だ。だが、KYBER SmartNoteならばかなり雑に書かれた文字も認識するという。それは、ほとんどの文字認識処理を人間が担当するからだ。実際の使い勝手や実用面はどうなのかを検証した。

2011年のヒット商品の1つに挙げられる、キングジムの「SHOT NOTE」。iPhoneの内蔵カメラでメモを撮影すると、歪みやコントラストを補正したうえで画像化して取り込める
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コクヨの「CamiApp」。基本的なコンセプトはSHOT NOTEと同等だが、台紙を工夫することでゆがみ補正に利用するマーカーを省略した
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