映画の前売り券をインターネット上で購入でき、座席の予約も可能なサービス「ムビチケ」が2011年9月1日にスタートした。新サービスを立ち上げたのは、角川グループの出版・広告事業を行う角川メディアハウス。興業収入が伸び悩む映画業界を活性化するのが大きな狙い。ムビチケで得られるデータを映画宣伝に活用できればとの思惑もある。

ムビチケのトップページ
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作品ページでは映画の詳細なども確認できる
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現状、iPhoneでは専用アプリがなくブラウザーで利用
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 ムビチケは、パソコンやスマートフォンから専用サイトにアクセスし、観たい映画の電子前売り券を事前に購入できるサービス。映画公開後に、観たい映画館のサイトで座席を予約できるのが特徴だ。観賞当日は予約番号を映画館の発券機で入力し、入場券を入手すれば良いので窓口に並ぶ必要はない。紙の前売り券を購入して観賞する際は映画館の窓口に並んで座席を確保する必要があり、人気作品では映画館まで行っても満席で観られない場合もあった。ムビチケではこうした手間もかからない。料金は、1300円~1400円が中心で紙の前売り券と一緒だ。

 電子前売り券は、パソコンのほか、先月発売されたスマートフォン「Window Phone 7.5」では専用アプリを通じて購入できる。その他のスマートフォンでは通常のブラウザーから利用可能で、年内に専用アプリも公開する予定。映画館で予告編を観たあとなど、気になったときにいつでもどこでも映画の前売り券が購入できる。利用できる映画館は、角川グループの角川シネプレックスに加え、佐々木興業、松竹マルチプレックスシアターズ、東急レクリエーション、TOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマのシネコン6社の予定。全国の映画館のスクリーン数の約50%をカバーしており、対応映画館はさらに増やすという。