2010年10月1日からタバコ税が大幅に増税された。これにともなうそれぞれのタバコの値上げ幅については総務省ホームページにある「JTの製品103銘柄の小売定価改定」や「フィリップ・モリス社の小売定価改訂」「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社の製品76銘柄の小売定価改訂」に詳しいが、大まかに1箱100円以上の値上げとなったわけだ。

 今回の値上げに際し「買いだめ」に走った人も「禁煙」に走った人も多数いた。周囲でも「禁煙」を試みる人を見かけた。それぞれ禁煙補助パッチを利用したり、ニコチンガムを試したり、電子タバコや無煙タバコを吸ってみたり、さまざまな方法で取り組んでいた。

 あれから4カ月。「禁煙」を口にしていた人が再び喫煙を始めるという、“復煙”とでも呼びたくなるような現象をときどき見かける。そして禁煙を断念した人の多くは「仕事が手につかなくなる」と口にしているようでもある。

 おそらく1カ月なり2カ月なり、相応の苦労をして「禁煙」を試みていた人たちが再び「喫煙」派に戻るのを目の当たりにし、改めて「禁煙」の厳しさを感じた。

 そんな折、「1日80本のヘビースモーカーから非喫煙者になることに成功している」糸井重里さんが「7年前の禁煙の日々」をつづった『糸井重里のはだかの禁煙日記。』を、iPod touch、iPhone、iPad対応のアプリで2011年1月に発売した。

 日記の内容は実に生々しく禁煙の苦しみが語られている。といって読むと、禁煙は無理だなと感じさせるものではない。

 とはいえなぜこのタイミングで発売したのか、7年以上経った今、糸井さんが考える禁煙とはどういうことなのか、話を聞いた。

糸井重里のはだかの禁煙日記。』アプリ版は各450円、PDF版は440円(画像クリックで拡大)