自由席は「のぞみ」とほぼ同じ、女性専用の化粧室も

 1~3号車は普通車自由席。こちらは従来の「のぞみ」と同じ2列+3列の座席が使われている。ただ、デッキとの仕切りに木目が使われ、シートの色も「のぞみ」とは変更されているので、印象はやや異なる。ちなみに自由席車両で用いられている木目は明るめの「若桜調」だ。

自由席車両は「のぞみ」と同じ座席だが、色調が異なる(画像クリックで拡大)

 ベースとなった「のぞみ」にはない設備としては、女性専用の化粧室がある。5号車に設けられており、壁面が薄いピンク色になっているほか、手すりなどに木が用いられている点がほかの化粧室との違いだ。通路を挟んだ向かい側には、全身を映すことのできる三面鏡も用意されている。

手すりなどに木を用いたことで、無機質な印象が和らいでいる(画像クリックで拡大)

 木を多用し、従来の「のぞみ」よりも高級感があり、落ち着いた雰囲気となった「みずほ」「さくら」。もっとも快適なのはやはりグリーン車だが、普通車でもそれに近い雰囲気を味わえる車両がある。6号車もしくは7号車だ。

 6号車は車両の半分がグリーン車となっているため、普通車指定席部分の定員は36人と少なめ。7号車は喫煙ルーム、自動販売機、車椅子対応トイレなどがあるため、こちらも定員36人だ。客室が狭いぶん、落ち着いた雰囲気を感じた。

 なお、JR西日本とJR九州ではそれぞれ、一般客向けの試乗会を開催する。

 JR西日本は2011年2月に新大阪駅、広島駅、岡山駅を発着する試乗会を計4回予定し、抽選で合計800人を招待する。応募は「JRおでかけネット」から。

 JR九州は同じ2月に博多駅発または熊本駅発で1万1312人を招待する。試乗できるのは博多-熊本間の片道のみで、乗車駅までと降車駅からの交通費は自己負担となる。応募は「JR九州ホームページ」からできる。

(文/佐藤 嘉彦=日経トレンディ)