落ち着きのあるインテリア

 一歩車内に足を踏み入れると「これが新幹線か」と驚いた。従来のN700系は車両の出入り口の壁面はメタリック調で、クールな印象。「みずほ」「さくら」では、これが一転して温かみのある「朱桜調」の木目になっている。

 4~8号車は普通車指定席。現在、山陽新幹線を走っている「ひかりレールスター」を踏襲し、グリーン車並みの2列+2列シートとなった。飛行機との競合が激しい関西-九州間ならではの設備といえる。

グリーン車と同等の横4列配置。なおシートピッチは通常の普通車と同じ1040mmだ(画像クリックで拡大)

 座り心地は柔らかく、ソファのような印象。背もたれを倒すと座面がやや後ろに下がる新しい機構を採用し、腰が手前にずれることがなく快適だ。ひじ掛けやテーブルなど、手の触れる部分には木が使われている点が目新しい。

リクライニングしたところ。手前の座席の座面が、奥の座席よりも少し後ろに下がっていることがわかる(画像クリックで拡大)

シート背面のテーブル。従来のプラスチックテーブルの上に、木の天板がボルト留めされている(画像クリックで拡大)

シート中央のひじ掛け。真ん中に細い溝が入っており、左右の乗客のひじがぶつからないように配慮されている(画像クリックで拡大)

 真ん中のひじ掛けが上に跳ね上げられるのは、子連れ客には嬉しいところ。細かい話だが、この真ん中のひじ掛けには中央に細い溝が彫られており、「ひじ掛けのどこまでが自分のもの?」という悩ましさを解消してくれる。