ノンアルコールはカクテルやワインにも拡大

 市場はビール系以外にも広がっている。カクテルやワインなどにもアルコール0.00%が登場した。アルコールゼロ、カロリーゼロの「ダブルゼロカクテル」を発売したアサヒは、「ビール系だけを飲み続けるのでは飽きやすい。甘みのある飲料へのニーズは必ずある」と胸を張る。

 では、2011年以降の「第3世代」はどうなっていくのか。この12月醸造分からキリン フリーが再び味をリニューアルし、よりビールに近づけたとうたっているように、基本的には「本物に近づける」という方向性は変わらないだろう。

 今年はカロリーゼロなどの機能性がトレンドとなったが、「カロリーゼロという制約のもとでは、味を本物に近づけるハードルが高い」という指摘もある。ビール会社への取材でも、「条件がアルコールゼロだけなら、もう少し複雑で深みのある味わいが表現できる」「カロリーゼロなどの制約が付けば付くほど、すっきりさわやか系の味わい以外に選択肢がなくなる」という声を聞いた。ノンアルコール飲料“第3世代”は、純粋においしさ競争に突入するのかもしれない。

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 2010年は、ノンアルコール飲料市場にカクテル系やワイン系が登場。ビールだけでは満足できず、甘みのある飲料やフルーティな飲料を求める女性の声に応えた。

ノンアルコールワイン「カツヌマグレープ」(画像クリックで拡大)

「ダブルゼロカクテル」はジントニックテイストとカシスオレンジテイスト(画像クリックで拡大)

 

(文/平林 理恵)

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