キヤノンは2010年7月14日、ハイビジョンビデオカメラ「iVISシリーズ」の最新モデルを発表した。ラインアップは64GBメモリーを内蔵するスタンダードモデル「HF M32」と、32GBメモリーを内蔵するエントリーモデル「HF R11」の2機種。どちらも8月上旬の発売を予定しており、予想実売価格は「HF M32」が10万円前後、「HF R11」が6万円前後。

キヤノンが2010年8月上旬に発売する「iVIS HF M32」。光学15倍ズームレンズを搭載するスタンダードモデルで、予想実売価格は10万円前後(画像クリックで拡大)

光学20倍ズームを搭載するエントリーモデルの「iVIS HF R11」。予想実売価格は6万円前後(画像クリックで拡大)

メモリーを倍増してより撮りやすくなった「HF M32」

 HF M32は、従来機種「HF M31」(2010年2月発売)の基本性能を継承しながら内蔵メモリーの容量を2倍の64GBに増やしたモデル。内蔵メモリーに最高画質の「MXPモード」(フルHD記録、約24Mbps)で約5時間55分、最長時間画質の「LPモード」(1440×1080画素記録、約5Mbps)なら約24時間30分の長時間録画が可能になった。外部メモリーはSD/SDHCカードに加えて、より大容量なSDXCカードにも対応する。

8月上旬に発売するスタンダードモデル「iVIS HF M32」(画像クリックで拡大)

 撮像素子に約389万画素の約1/4型CMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」を採用し、光学15倍ズームの「キヤノンHDビデオレンズ」を搭載。画角は35mmフィルム換算で約39.5~592.5mm。撮像素子の有効エリアを効率的に使用してズーム領域を広げる「アドバンストズーム」機能を使うと18倍(約39.5~711mm)までズーム倍率が上がる。2.7型ワイドサイズのタッチパネル式液晶ディスプレイを採用し、人物やペットなどの被写体に画面上でタッチしてピントや露出を合わせる「タッチ追尾」に対応している。

 31通りの中からビデオカメラが撮影シーンを自動的に判別する「こだわりオート」機能を搭載。逆光や夕焼けでの人物撮影、スポットライト下、夜景などでもフルオートで撮影できる。

本体右側面にモード切り替えスイッチを備える(画像クリックで拡大)

本体背面。付属のバッテリーで約1時間40分(実使用時間約1時間5分)の撮影ができるほか、約5時間5分の連続撮影が可能な大容量バッテリー「BP-827」なども用意している(画像クリックで拡大)

 手ブレ補正機能は、歩き撮りなどの広角撮影時に手ブレを抑える「ダイナミックモード」に加えて、新たに望遠側の強力な手ブレ補正機能「パワードIS」を搭載。液晶左側のボタンを押している間、より強力に手ブレを抑えることができる。

 本体サイズは幅約68×高さ約60×奥行き約123mm(グリップベルト以外の最大突起含む)、撮影総重量は約380g(付属バッテリーパック、メモリーカード、グリップベルト含む)。