本日から日本で発売が始まるアップルの新型多機能携帯電話「iPhone 4」。一足先に試用できたので、その使用感をリポートしたい。

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ラグジュアリー感の漂う新デザイン

 約1年ぶりの新型となるiPhone 4は、外見も中身のソフトウエアも一新したまったく新しいiPhoneだ。従来機種の「iPhone 3GS」より3mm薄くなったボディーは、角が立ったスクエアな形状に変化した。iPhone 3GSは、底面に丸みをもたせることで本体を薄く見せていたのに対し、iPhone 4では内部のパーツをパズルのように効率よくレイアウトしたり、パーツを小型化したりすることでボディー自体を薄くしたのだ。厚さ9.3mmは、スマートフォンの中では最薄だ。

 前面と背面には、「アルミノケイ酸ガラス」という化学処理を施して強化したガラスを使っている。通常のプラスチックより30倍の強度、20倍の剛性を持っており、ヘリコプターなどのフロントガラスにも使われている。傷が付きにくく、耐久性も非常に高い。背面にも使うことで、ボディーの一体感が増し、どこから見てもきれいで高級感がある。新しく用意した純正カバーの「バンパー」は、側面だけに装着するものだ。きれいになった背面も隠さずに見せてほしいというアップルからのメッセージだろう。

 スクエアで角が鋭く見えるが、手に持つと尖った感じはない。エッジ部分を大根の面取りのように細かく処理しているためだ。ボリュームの丸いボタンのエッジも同じように処理されている。この処理により、光が当たるとキラキラ光り、ラグジュアリー感もある。女性にはiPhone 3GSより断然iPhone 4の方が魅力的に映るのではないだろうか。

 重さは137g。iPhone 3GSより2gだけ重くなっている。本体が薄く、コンパクトになっているため数字以上に重く感じる。それでもソニー・エリクソンの「Xperia」より軽い。

 ボタンのレイアウトは基本的にiPhone 3GSと同じだ。初代iPhoneから培った経験から、加えるものも削るものもないと判断したのだろう。シンプルで誰でも簡単に操作できるのは、タッチパネルだけでなく、必要最低限かつ必要十分なボタンも影響しているのではないだろうか。

 レイアウトが変わったのはSIMカードスロット。マイクロSIMとなり、右側面に挿入口が移動している。使いながら気がついたのは、底面のスピーカーとマイクの位置が入れ替わっていること。飲食店で食べ物を撮影する際に、スピーカーを手で押さえてシャッター音を静かにしていた人は、逆になるので気を付けよう。

モニターのサイズは、iPhone 3GSと同じ3.5インチ。縦横の解像度が2倍の960×640ドットにアップした(画像クリックで拡大)

背面も前面と同じ「アルミノケイ酸ガラス」を使っている。両面に耐指紋性撥油コーティングが施してあり、指紋が目立ちにくい。背面のアップルロゴ部分は、地がシルバーなので、少し目立つ程度で、ほかの白い部分は指紋がほとんど見えない(画像クリックで拡大)

側面にはステンレススチールを使っている。3つの切れ目(上、右、左)は、各種の通信機能のアンテナを組み込むためのものだ。右側面にSIMカードスロットをレイアウトした。SIMカードはiPadと同じマイクロSIMに変更している(画像クリックで拡大)

左側面。ボリュームボタンは+と-が独立した。一体型だったiPhone 3GSより操作しやすく、押し間違えも減りそうだ。サウンドオン・オフボタンもステンレススチールでできている(画像クリックで拡大)

底面。左がマイク、右が内蔵スピーカー。30ピンDockコネクターはiPhone 3GSと同じだ(画像クリックで拡大)

上部には、3.5mmステレオヘッドホンミニジャックと電源ボタンをレイアウトする。ミニジャックの横の小さい穴はセカンドマイクだ。騒音のある場所で通話する際に、ノイズを抑制して相手の声を聞きやすくするためにも使う(画像クリックで拡大)

オプションの純正iPhone 4用カバー「バンパー」。ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの6色を用意する。ゴムと成型プラスチックを組み合わせたもので、装着するとグリップ感が増す。カラフルなものを付けると、ポップな印象に様変わりする。ディスプレイを下にして机に置いても、机に画面がぶつからないようになっており、画面の保護もできる。ただし、バンパーを付けると純正のドックには上手に装着できない。アップルストアでの価格は2800円(画像クリックで拡大)

「iPhone 4 Dock」(2800円)。オプションのオーディオケーブルをオーディオ出力ポートにつなげば外部スピーカーと接続できる(画像クリックで拡大)

主な付属品(画像クリックで拡大)