デジタル一眼の写真をそのまま取り込める

 iPadの美しい9.7型ディスプレイは、写真を楽しむのに最適だ。IPS液晶は視野角も広いので、複数人で写真を見るようなシチュエーションにもぴったりだ。音楽付きのスライドショーも手軽に作成できる。写真を楽しむときに欲しくなるのがiPadスタンド。アップル純正の「iPad Case」など、横置きのスタンドがあると便利だ。ポートレートなど縦位置写真が多いなら、「iPad Dock」あたりがいいかもしれない。

 iPadにはデジカメを接続するための「iPad Camera Connection Kit」というアクセサリーが用意されている。これを使えばデジカメ写真を直接iPadに取り込んで見られる。SDカードリーダータイプとUSBタイプの2種類があり、デジカメのタイプに応じて使い分ける。取り込めるファイル形式は、JPEGだけでなくRAWにも対応。試しにキヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」を接続してRAWファイル、JPEG+RAWファイルなどを取り込んでみたが、いずれも問題なく取り込めた。EOS 7DのRAWファイルは1枚25MB程度あるが、転送時間は1枚あたり3秒弱程度で、実用的なスピードだ。取り込んだ写真は、iPadをパソコンにつなげばオリジナルサイズのまま取り出せる。Macなら「iPhoto」や「Aperture」といった画像管理・編集ソフトで取り込み可能だ。EOS 7DのRAWファイルもリサイズされることなく、撮影情報もそのままiPadから取り出せた。これなら旅先などで、写真のバックアップ先としてiPadを使えそうだ。

「スライドショー」ボタンを押して、BGMとトランジション(写真の切り替え効果)を選ぶだけで、音楽付きスライドショーを楽しめる(画像クリックで拡大)

コネクターを介してiPadにデジカメやSDカードを直接接続。画面に写真の一覧が出るので取り込みたい写真を選べばOK(画像クリックで拡大)

iPadをパソコンにつなげば、iPadにデジカメから取り込んだ写真を取り出せる。これはiPhotoの取り込み画面。もちろん、撮影情報もそのまま保持されている(画像クリックで拡大)

PCともiPhoneとも違う新鮮な使い心地

 今回はiPadのアプリを中心に紹介した。このほかにもiPadには魅力的なiPod機能があるし、マップ、ビデオ、そしてiTunes Store/App Storeといったアプリもそろっている。そして、AppStoreには、iPad対応の工夫を凝らしたアプリがたくさん並んでいる。iPadに興味をお持ちなら、ぜひ一度どこかで実際に手にとって、じっくりと試してみてほしい。その美しい大画面を活かしたアプリ、気の利いたアニメーション、指で直に触って操作する感覚など、パソコンともiPhoneとも違った新鮮な体験に驚くはずだ。

(文/出雲井 亨)

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